田邊洋先生のこと

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 天理よろづ相談所病院皮膚科を3月で退職したことは以前のブログ記事に書きましたが、その後の4月中は火曜木曜の週に2日は非常勤医師として勤務を続けていました。後任の先生方と引き継ぎが必要と考えたからです。
 私の後任部長は、京都大学皮膚科医局の先輩である田邊洋先生です。
 私の専門が皮膚悪性腫瘍、皮膚外科であるのに比べ、田邊先生の専門は皮膚の真菌症、つまりカビの専門家なのです。
 ごくわずかの間ですが、田邊先生と一緒に仕事させていただき、その診療スタイルは非常に勉強になりました。
 私は皮膚の悪性腫瘍、皮膚癌やそれを手術する皮膚外科が専門でした。ですから、疾患を診るときに外科的な技術を使うことを考慮しながら診察します。田邊先生の場合は真菌感染症の鑑別を念頭におきながら診察し、丁寧に検鏡して真菌の有無を確かめて診断を組み立てていきます。
 田邊先生と一緒に外来をやっていると、真菌症を見逃すわけにはいかないなあとプレッシャーを感じながら業務を行っていましたが、それはいい経験となりました。また、症例カンファレンスでも自分とは違う観点から考えられることに感銘を受けました。
 これえだ皮フ科医院での診察でも、その経験を生かしてしっかり真菌検査を行うようにしております。
 写真は真菌の検鏡に必要な物品です。爪水虫の外用薬のクレナフィン液も写ってます。



これえだ皮フ科医院
院長 是枝 哲
http://koreedahifuka.com