マジで無動君が真面目に語るにはどうしてもこの人相手じゃないと駄目なので。
「また私の出番かよ、だりい」
「作者の陰謀だっつーの」
「無動の推しだろ?おっさんだろ全員が」
「分かってないな、知ってるだろ、レックスがランゴバルトと戦う時よ」
「あーあーあのうっざい会話な」
「うざいとは失礼な、目に浮かぶようだろ、ランゴバルトの焦った顔が」
「出たよ妄想癖」
「だってやんちゃな家出息子みたいな感じでいたレックスにぶっ潰されるんだぞ、だはは、駄目息子にトドメ刺されるってやばい、笑える」
「で、バイロンさんよ」
「あーあれな、悲しくなる」
「よぼよぼだろ」
「あんなになり果ててしまう程疲れてたんだって、だってパラディンなのに移動距離が極端に少ないってのは瀕死だろ、しかも追っ手みたいに来てる部隊があの駄目弟だよ、
何なのあの顔、まず顔から終わってるだろ」
「顔が好きだって面食いだって言っておきながら」
「ああいう強欲な顔がムカつくんだよ、自分がちっと伝説の弓を継承出来なかったからとかで姉ちゃん相手にムカムカしてんじゃねえわって話。
自分に才能がないからだろ、そこんとこわきまえろっての、何いっちょまえに弓兵部隊率いてんだか、そんな野郎相手にバイロンを殺されたくないんだよ」
「そんで、アルヴィスさんだよ」
「最初は余裕ぶっこいてたからありゃまじでボッチだったんだろって思ったわ、
だってシグルド、エルトシャン、キュアンって同期3人が超仲良しメンツだろ、実力の差ってのもどう考えてもエルトシャンが最高成績者って感じだな、
次いでシグルドとキュアン、
つーかアルヴィスって親のコネで士官学校に入ったんじゃねえの、裏口入学みたいなやつで。
でもあれはまずったな、シグルドからディアドラを寝取ったというあれだよ、さすがに血筋がどうのってだけであれはまずい、
だから大人世代ではアルヴィスはだいっきらいだったんだよ、
でも子供世代になってから、おい、どうしたんだよ、ってなるだろ、
ユリウスがとんでもねえ息子になっちまって手に負えないって、おいおい、
それは昔の自分を見ているようじゃないかって思うだろ、
でもそういうのをもう改心してるっていうか後悔してるっていうか、
ああいう悲しげーな雰囲気出されたら好きになっちゃうだろ」
「んで、何だっけ、醤油?」
「周瑜!!醤油じゃねえよ!」
「どーどー?」
「曹操!」
「あ、えーと、無防備?」
「やめてくれないかそれは劉備のことを言ってないか」
「ああそれともはや何なのその頭、中に誰か入ってますかーみたいな」
「諸葛孔明を馬鹿にしないでくれないか」
「みーんなおっさんだよ、元就君が誤解しちゃうのも当たり前だっつーの」
「ちゃんと他にもいるだろ、FF6だったらリルムとか」
「うわ、幼女趣味かよ」
「くそ、そう言われるんじゃないかって思ったからわざと外したってのに」
「じゃあ他にいんのかよ、おっさんlove回避キャラ」
「…例えば」
「元就君が言ってたじゃないか、おっさんが、敵が、って」
「つまりは、おっさん以外のキャラで味方、とすればいいわけか」
「いんのかよ」
「…あ、ピカチュウ」
「ちげえだろ、ピカチュウを選んだことも起用したこともないだろ」
「一度はした」
「黄色のが出た時だろ、でも1回クリアしてその後放置しただろ」
「なんか、図鑑埋めるのに疲れた」
「増えたしな、ポケモンが」
「でも同時期にサガシリーズに走ってたしな、あーあの朱雀世界のとこの族長さんまじかっけえ」
「おい、おっさんじゃないけどお兄さんだろ」
「あの生き様だよ、朱雀の張ってるバリアを解除するために犠牲になるってとこ」
「じゃあサガ3だっけ、2は吹っ飛ばしたのにいきなり3に飛んだし」
「あああれは1が辛すぎたから、2まで手が出なかった、でも何とか他の攻略したって時に3が出てたから買った、そしてハマった」
「未来から来たチルドレンズ」
「やめてくれないか、俺の好きな方はあの飛行船に命を売った主人公の父ちゃんだよ」
「ほれ出た、おっさんだ」
「いいじゃんか、生き様だって」
「飛行船に命を売った生き様」
「すげえじゃん、飛行船に乗っての戦闘だと援護射撃みたいな、しかも一番最初に攻撃してくれるんだぞ、雑魚がそれだけで吹っ飛ぶ、ああ…いい父ちゃん」
「おっさん」
「…そうだよおっさんには変わりないわ」
「そんでほら、ロマサガ、何でいきなり3からだよ」
「聖剣伝説も気が付いたら3になってた、同じ理由」
「じゃあロマサガ3と聖剣伝説3の推し」
「ハリードと、うはは、獣人王、まじかっこいい」
「どっちもおっさんだろーが」
「ハリードは剣術に長けてるぞ、序盤からまじで主戦力。しかも途中で抜けてからは参謀にもなれてる、やばいだろ」
「でもおっさんだろ」
「おっさんはおっさんでもちゃんと姫様がいるだろよ」
「その姫様は」
「…推しじゃない」
「じゃあどうにもなんねえわ」
「あーくそ、おっさんが好みみたいに思われてんのが嫌」
「なら怒涛の女性キャラ推しを作るんだよ、捏造で」
「推しは捏造できません」
「月刊少女野崎くん、結構女性キャラがいるだろ」
「…剣さんしか見えない」
「他にいねえんかい」
「りょ、りょーすけ君」
「おまえはさあ、もちっと女性キャラを見給えよ!」
「え、…推し、推しで女性キャラ…」
「ファフナー」
「あ、いたぞ女性が」
「おうおう」
「…あ、駄目、推しにできない、あの口調がムカつく、何度も何度も下の名前をねちねちと呼びやがって、くっそ」
「あああのワイン婆」
「ちょ、ちょっとそういう言い方やめて」
「じゃあ他だよ、ああそのワインさんの孫だっけ、くっそ美人だろ、第三期ラストでめっちゃいい役で出て来たじゃん」
「…無理」
「どこが」
「何かすっごく無理、どうしても推しに出来ない、何か嫌悪対象」
「いい人じゃん」
「びびっと来ないんだよ1ミリも!!」
「…じゃあ他、あー、おお、クラナド!!」
「…やめて泣きたくなる」
「その泣くってところだよほれほれ」
「パパに買って、もらった、ものだから、ぐあああああああ」
「それを言った方だよ!!」
「あ、無理、いくらいい台詞言ってても無理」
「じゃあクラナドでは誰よ」
「推し不在」
「おおおお、どこまでも女性キャラを避けまくるヤバい精神」
「他に女性キャラわんさか…」
「青エクだっているだろ」
「オセオラ」
「ちげえよ女性キャラだっつーの」
「…あの斎王になった、しえみ」
「それだ!!それを元就君に言え!!」
「え、説明がつらい」
「説明がつらいだと!?」
「だって序盤のしえみっつったら足がどうのってからだろ、そっからお母さんとの問題とかおばあちゃんとの問題とか、それから学校に来るまでって流れが長い、雪男と一緒に勉強してたとかってのもあるだろ、そんでどうすんの、漫画の方とアニメの方で設定が違うし、どっちだって言われたら漫画の方の斎王のしえみだし、
草が草がというアニメ第三期のしえみのサンドイッチが実はね、とかの流れとかを並行で話すとかどうすんだよ、くっそ長くなるだろ」
「だが無動のおっさん大好きでーすイメージをぶっ壊す為にはそれっきゃねえわ」
「えええええええ」
「ちなみに何故、斎王のしえみなんだよ」
「仮面がぽってしてるから」
「おおおおおおおおおい!顔が見えてないだろ!!」
「何かあれガンダムシリーズに繋がる感じしないか、しかも仮面がぽってした時からのしえみのやばさ、もう最高じゃん」
「口元しか見えてねえよ、元就君に見せたら結構な誤解されるわ」
「ああ、そうか、ガンダムシリーズ」
「おお、結構重要な女性キャラがいるじゃねえか」
「ああ、やっぱりSEEDだ、その後のディスティニー」
「おうおう、いるよいるよ」
「ムウ・フラガ、そんで」
「おい」
「あああああああめっちゃかっこいいしっぶい」
「あの虎男だろ」
「…見よう」
「おい!!目的を忘れんなよスカポンタン!」
「ああ、そっか、女性キャラわんさか…」
「SEEDってなったらフレイとか」
「あのさ、フレイって名前の意味知ってんのか」
「沼」
「だろ」
「じゃあおおおという感じの」
「無理、ミリアリアだろ、あの子は彼氏がどうのこうので超いい子を殺そうとした」
「何でそっち行くんだよ」
「あ、ステラがいたぞ」
「おお、軌道修正」
「ああ駄目、あの子は確かにカワイコちゃんだ、でも結構魅力的な設定だけど、被るんだよラストが」
「ああ、FF7の」
「海に沈めるってところが何でだよ…!!となる」
「それで推しと出来ないっつーのがどうにもこうにもだな」
「他に女性キャラわんさか」
「おお、さっきほれ、韓流の話出てただろ」
「ああ、杵柄のお母さんに対するあれか、スベクヒャンな」
「結構女性キャラ、いや、女性がいる」
「…いるけど」
「おい」
「どうしたってどう考えたって折り紙達率!!」
「おっさんらぶを回避しろよ!!」
「ぐぬぬ、女性キャラだろ、スベクヒャンの、」
「ソルラン」
「無理」
「理由は」
「あんな強すぎる娘さんをお嫁さんにするという王様が怖くなる」
「ソルヒ」
「やめて眼中に最初からない」
「チャンドク」
「トリムとしての密偵時代は興味があったな」
「なら」
「無理、他に際どい悲しみのテウンが俺の心に突き刺さる」
「王妃ヨミ」
「父ちゃんのへ佐平なら喜んで」
「じゃあ、スベクヒャンから離れよう」
「ああ」
「ほれ、みこりんがやってたギャルゲー」
「ああいうの俺やらないから」
「もちっとさっきの妄想癖を発揮しろよ」
「好きになれないと妄想すらできない」
「なんつう頑固な…!あ、ふっふっふ」
「女性キャラわんさか…」
「なあ、free!は」
「ああ水泳部のな、あーそうだな、やっぱ第1期の松岡凜」
「その松岡凜の歌をイメソンとされている人は誰だよ」
「今江俊樹」
「ぶはは、つまりは五馬無動は今江俊樹を愛してしまって他の女性に気を配れない程だという感じだ」
「…」
「納得がいくよな、仁科瑠璃に対して今江俊樹情報を渡す時に絶対に社会の窓事情だけはばらさなかった、その理由がげんなりするから、そのげんなりするっていう理由は今江俊樹を溺愛していたからだ…」
精神ガタガタとなっている無動君。
「ああああ、仁科瑠璃がどうしても無動を敵対視している理由が判明した!!今江俊樹の奪い合いだ!!ひゃほー!!これを元就君に話してしまえばいいのだ!」
「あ」
「どうした、怖くなったか」
「いたぞ」
「ほう」
「俺は、スベクヒャンの中の女性キャラにすっごくすっごくわーおとなる人がいたぞ!!」
「やっり」
「マックム!!」
「…え」
「ああそれとほれ、へ佐平の奥方、あの方すげえ優しいじゃん、ああいい、もうその2人でいいだろ」
「マックムは、いつ頃の」
「勿論、ラストの方ですげえ土下座してたとか、お嬢様をお嬢様をってすげえ土下座して泣き喚いていた頃」
「おーい」
「となるとどうしてもあのマックムを慕っていたすげえいいあの補佐役のおじさんが、名前が出てこないけどあの人もいいよな、ああうん、マックムとあの補佐役タッグでだな、それとへ佐平の奥方もやっぱへ佐平が居てこそのだから夫妻タッグで」
「…駄目なんじゃないのか、無動の頭は腐ってんじゃねえのか」
「あ、俺は腐女子とか腐男子というジャンルには手出ししません」
「出してみろ」
「女性キャラだろ、マックム補佐役タッグ、へ佐平夫妻タッグ」
「おっさんが混じってんだよ」
「いいよいいよ、誤解されたままで」
「じゃあせめて斎王しえみの暴露」
「だからさ、向こうが青エク知らない相手なんだから、説明が長くなると俺が途中でガタガタとしんどくなって話続行にならないだろ、
斎王しえみになるまでにどういう流れだったのかってのを説明していくと、
マジで序盤からだろ、藤本神父がやっばとなるところで泣くだろ、
その後もう泣くところしかないだろ、
クロが出て来た時も、『仲直りしよう』ってもう駄目だろ…!マタタビ酒!
どうすんだよ!?説明どころじゃなくなるんだよ俺の精神が!途中ではい休憩したいでーすと気分転換で野崎君を挟んだりしてると説明に戻るのが出来ない、
怖くなる、
頭の中で時々『助けたぞ、一騎』とか!『…葬儀屋』とか出て来ちゃうし!
ああああああ、青エクで笑える所ってすげえ少ないだろ、青森のちょっとしたあの誤解されてんじゃねえのって辺りくらいしかない、劇場版に俺も入りたくなる、俺の記憶を喰ってくれよみたいな!!」
「…おい、17歳」
「何だよ」
「元就君がさ、『五馬はいつ勉強してるの』って聞いてた意味分かってないな」
「ああ、こんだけどっぷりオタクなのにいつ勉強してんのかってあれだろ」
「じゃあさっき大島佐助に対して『篤麻の事』って言ってたのは」
「あ、俺そこにいなかったから」
「あれ、解決しねえと」
「そういや、大島君と杵柄って何話してたんだ?和気あいあいって感じで安堵だったけど」
「そこをつっこむのだ!遊び人レベル12」
「口笛かよ」
「さあ行くのだ、そして俺は今江俊樹を溺愛しています!他の女性も男性も頭に入りません!と豪語してくるんだ!」
「…真逆でいく」
こんな感じでーす☆不動相手だと無動君は素、になれるんですよ~。