①哲学的な夢オチ
②哲学的な暴露話で完結
③歴史は曲げられないという完結
④進路相談からのとある人と再会して進学するという完結
⑤倖せの在処ついての件で完結
⑥歩いて帰ろうというくだりがあっての完結
⑦主人公のテーマ曲、栄冠は君に輝くを交えての完結
の⑤の件。
歴史は流れて、止められず、変えることは難しい。
運命が人と人を繋ぎ、糸の様だとするならば、それは虹色。
友達と出逢える運命、家族と迎えたこの世界。
倖せの在処は人それぞれだけれど、
どれも正解ではないから、
みんな違うから、
誰も悪くない、誰も悪くないんだ。
至極簡単な答えになるけれど、
俺にとっての倖せの在処は、
自分の心の中だよ、おばあちゃん。
おじいちゃんがいる、おばあちゃんがいる、父さんがいる、母さんがいる、
友達がいる、
忘れてはいけない人たちがたくさんいる、
たくさんの悲しい事があったけれど、
いつだって俺の倖せは、
ずっとずっと自分の中にあったんだ。
おばあちゃん、
当たりだよ。
(解説)
元就の祖母は占い師(最初はすっごく当たる有名な占い師として出ていたけれど事実は違ってました)をしていて、
その占いの内容が、『倖せの在処』。
昔、頼成東信もそれを占ってくれませんかと声を掛けて、
彼女から「当たりませんよ」とか言われていた経緯があるものなので、
でもその占いというものがきっかけで祖父母は結婚に至った過去がある。
(結構すっごくロマンティックな話だったよ…台詞とかね)
なのでそれが出たという完結の件。
それと、元就は運命と世界を司る者、という立ち位置でもあるので、
運命と世界についても語っている。
運命が糸ならばその色が虹色、というのは、虹は7色とされているから、
もういろいろな色なんだわ、
という意味合いと、
元就が主人格覚醒後に怒涛の七連戦をした時に、
上智比呂戦の時は何色だったっけ…?(すまんこんな作者で)
とにかく運命の色の糸をたぐりよせての怒涛の七連戦だったので、
紫色の糸はリファル=ツヴァイ戦だったかな、
黄色は希望幸福島の皆さんとの対話、とか。
それで、筒香烈火としばらく繋がっていた糸(鎖?)の色は黒だったから、
というのはいいや吹っ飛ばす。
あと、誰も悪くない、誰も悪くないんだ、という言葉は、
まえーに輪廻永久龍が言っていた言葉。
八岐大蛇に対して。
でもその言葉を自分に教えてくれたのは八岐大蛇だったんだよという経緯もあったので、
それがまだ漠然としているけれど、
風光鈴音として生還した彼の信念や信条というものが、
その言葉となるものなので、
どうしても出したかったというだけ。
すまん。
でも、倖せの在処という誰にも共通しないものを占っていたという祖母に対しての、
おばあちゃん、当たりだよ。
という最後の締めの言葉は、元就からの祖母へのありがとうという意味が込められていることと、自分の倖せの為に祈ってくれたことが嬉しかった、
(その祈る時間すら筒香烈火には与えられなかったけどね☆)
という意味もある。
頼成東信も、「あなたの占いは最初から当たっていました」と言うような過去があったので、それの継承のようなものでも、ある。
…やばいよなあまじで。