ボカロ調教に関する書籍作成を本気で考えてみる。
どうも甲楽わんです。ボカロの活動も3年くらいになって、何か形にしておきたいと思うようになりました。オリジナル曲をつくるボカロＰであれば、アルバムを作成したりできるのですが、歌わせる専門だと何も残せないなと、、、。ですが唯一できることが、これまで溜めてきた自分の技術をまとめて書籍にすることかなと思ったわけです。こちらのブログで、ボカロアレンジ（いわゆる調教・調声）に関していろいろ紹介させてもらっていますが。自分は、音感があるわけではないので、人間のボーカルのピッチを細かく聞いたりできません。なので、最初はホントに何もできませんでしたし、なかなか上手くなりませんでした。まぁ、基本的に音楽に関するもろもろの能力はありません。でも、だからこそ、習得してきた技術を分かりやすい形で提供することができるかなと思います。人間とボカロ（べた打ち）の違いを知ってもらうことから、甲楽わんのアレンジメソッド（調教法）ってなんだろう、、、と考えたのですが。特に決まった歌わせ方があるわけではありません。むしろ、どれだけ多様に（曲に合わせて自由に？？）歌わせることができるか、、そこに創作意欲を持っています。で、普段の作業で考えてることを振り返ると。人間とボカロ（べた打ち）を比べたときに見えてくる両者の違い（人間特有のクセ）を、強く意識してアレンジしているなと気づきました。たとえば、しゃくりやビブラート、オーバーシュートなどです。ボーカルアレンジ（積極的な調教）とは、結局そういう「人間とボカロとの違い」を要素として、組み立てていっているんですね。いろいろな人のクセを、効果的にボカロに組み込むことで、初めて、人が歌ってる感じや表情が出てくるんです。なので、書籍の内容は、「人間とボカロとの違い」を知ってもらうということをメインにしたいと思います。人とボカロの違いをカテゴライズして「調教要素」と呼び、体系的に紹介しようかなと考えています。（ですので、調教法を名付けるなら「要素ボカロ調教法」かな(笑)）CeVIOですが、簡単に調教要素を書きこんでみるとこんな感じ。上段のオレンジの線が音高。下段は音量。■Vib：ビブラート ■しゃ：しゃくり ■OS：オーバーシュート ■Pr：プレパレ―ション■黒字：その他の要素【ONEオリジナル曲】月読月華より編集の前と後を比べるとこんな感じです。これまで、ボカロを歌わせるための書籍と言えばボカロエディターの使い方が中心だったので、それらとは違った情報を提供できるかなと思います。「パラメータの使い方や効果は分かったけど、どういう値に設定すればいいの？時間かけてもあんまり良くならないし、べた打ちでいいか」なんて方に読んでもらいたいなと思ってます。また、ボカロに限らずＣｅＶＩＯやＵＴＡＵにも使える情報です。もっといえば、歌ってみたのピッチ補正にも使える？？ま、具体的にいつまでに仕上げるとか、どこで販売するとか、全く決めていないですが。少しずつ書いていこうかなと思います。
