Deep Blue Sea
ディープ・ブルー(Deep Blue Sea)1999年・アメリカ
遺伝子操作で巨大化し利口になった鮫が、嵐に見舞われて孤立した研究施設を襲うパニック映画。
映画館では見ず、レンタル屋で中古品を購入して初めて見た。
当時はレンタル屋で中古ビデオを買うことがマイブームだった。レンタルはどうしても「返す」ことに面倒を覚えるもので・・・(^-^;
安くて面白そうなものを発掘するのが楽しかった、というのもある。
この映画は、中古ビデオを手にするまで全くと言っていいほど知らなかった。もしかしたら劇場公開中に一度くらいは興味を覚えていたかも知れないが。記憶にはない。と思う。
でも、元々パニック映画、それもB級パニック映画が大好きで、今後書くと思う「マーズ・アタック」や「トレマーズ」みたいな映画に惹かれるなぁ、何故か。
B級と言っても、定義が無いので主観になるが、低予算で俳優もそれほど一流どころを使ってない(使っても1人、2人)、話題性に乏しいといったところか。
この「ディープブルー」をB級扱いするのは如何なものか、とは思ったが、上の主観定義なら十分入るだろう。有名どころはサミュエル・L・ジャクソンぐらいだし、彼にしても前半で消えてしまうし・・・
さて、内容だが、とにかく強烈に面白い。
初めから終わりまでノンストップで楽しめる。無駄な前置きや設定は極力抑え、リズムの良い恐怖感と緊張感が続く。
張り詰めた中にも米映画独特のユーモアがあり、全体を通して重い印象を与えない。
3頭の鮫のうち1頭がボスで、というのはなんか「ジュラシックパーク」を思い起こさせる。これくらいがちょうどいい数なのかも知れん。
遺伝子研究によって脳が肥大化されたその3頭が、嵐に乗じて研究施設を水没させようと企む、なんてこと正気だと思う?
まぁ、こういう映画にありがちな無理な設定(鮫は後進してるとか、鉄製の扉を破れても鉄製フェンスは破れないとか)もその他たくさんあるけど、そういうことを考えなければ単純に楽しめる。
他の映画サイトにあるような5段階評価などはここではしたくないのだが、敢えて付けるならば、最高級のB級映画と賞賛できる。
監督 レニー・ハーリン
出演 サフロン・バロウズ(スーザン)
トーマス・ジェーン(カーター・主人公)
サミュエル・L・ジャクソン(ラッセル)
ジャクリーン・マッケンジー(ジェニス)
マイケル・ラパポート(トム)
LLクールJ(コック)/他