起立性調節障害を発症して10カ月の重症の中2息子。
私もODっ子の親歴10カ月!
まだまだひよっこです。(^◇^;)

最初の頃はショックのあまり、おそらく親なら誰もが通るのではと思われる大混乱期に襲われ、自分のメンタルがどうにかなってしまうのではと自分で心配してしまうくらいな時期がありました。

対策として私の場合は、知る、ということに重点を置き、ODに関する著書を始め、派生して不登校や、メンタル系までいろいろな書籍を読みました。
息子が置かれている状況をできるだけ知りたいと思いました。

知る、というのは、私自身がこの状況を広く、深く理解するのにプラスだったと振り返ります。  


他に、私は欠席し続けている学校へ行けるようになるためにはどうしたらいいのか、どこへ相談したらいいのか、という試みもしました。
適応指導教室、児童相談所、カウンセリング、、、
今思うと、息子は身体的に学校へ行ける状態ではないのと、悩み事などのトラブルを抱えているわけではないので、身体に無理をさせて学校へ近づけようとする取り組みはどうやら効果的ではなく、それだけ身体の状態が著しく悪い、ということを息子の姿を見続けてようやく理解しました。

学校へ行く、勉強をする、は、私にとって当初は最重要テーマくらいの高い位置付けでしたが、重症の息子にとって大事なことは、体調と日常生活の安定への模索が先ではないかと感じています。
私の個人的意見です。

息子の様子を見て感じ取れるのは、本人の意欲に基づく、本人の意思による行動だと、普通だったら出てこない力が不思議と少しだけ湧き出てきます。
でもほんの少しだけです。
朝露の一滴くらいにわずかです。
体調が悪い中、少しだけ本人が動けるひとときを大事にしてあげたい。
今はまだそんな位置にいると思います。

で、まずは治療法のないODの少ない治療法となる非薬物療法を生活に少しずつ定着できるよう無理なくゆったりと目指すことかなと思うようになりました。 
無理なくゆったりと、の私なりの意味は、本人の意欲を大事にするためです。

学校や勉強は二の次、もっと先。

非薬物療法は本人が自己管理できることなので、例えば、そろそろ寝ようか〜、と家族の自然な会話は普通にしますが、ほとんどは見守ることが多いです。


10カ月の間に私もだいぶ変わりました。

まだまだ親目線ですが。


中卒でも全然いいんだよ、と私が言うと、
そうはいかないよ、と、息子が言い、私が驚いたりします。

だいぶ立場が逆になりました。


息子が先日はピーマンの肉詰めを作ってくれました。
焼いたあとのフライパンで、ケチャップと中濃ソースでソースを作ってかけてくれました。
完ぺき。
youtubeの料理動画のおかげ。


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このアウトプットの高さは毎度驚きます。
ODと言えど、脳血流が低下してるだろうと言えど、体内のある部分は健康なのだろうと思います。
不思議です。