八人のお客さんは七時半からの朝食。
家族四人はツアー会社のお客さんで、野尻まで歩くために8時10分頃出発して行かれた。
ツアー会社からの連絡メールでは、国籍はオーストラリアとなっていたが、書かれた宿泊票を見たらDutch(オランダ)と書かれていた。
昨日のブログに書いたように、14歳の少女が180㎝越えで、12歳の少年が165㎝越えなのも、世界一平均身長が高いと言うオランダ人なら合点がいく。
Sさんは若く見えるが、宿泊票を見たら77歳とあってビックリ。
午後のバスで南木曽駅に行くので、妻籠まで歩いて行くと言うが、小さいながらもキャリーケースを引いては大変だろうと、「妻籠まで送って行きましょうか?」と訊いたら、即「お願いします。」
8時半頃尾又橋のところまで送って行ってきた。
カナダ人の男性3人は大人しい人達ばかりで、あまり感情を表情に出されないので、あまり喜んでいないのかと思ったら、出発する時「オイシイ。」と、控えめだが料理を褒めてくれて、全体的に満足してくれていたようで一安心。
8時40分頃馬籠に向けて出発。
今日は京都に行くので、予約メールの時、大きな荷物は名古屋駅のロッカーに入れて来るようアドバイスしておいたら、その通りにしてきたとのこと。
配送業者を頼まなくても好かったので、配送業者には怒られるかもしれないが、お客さんのためには好かったと思う。
持ち歩きたい人は頼めばいい。
今日のお客さんはイタリア人のカップルと、義兄弟と言う日本人男性Tさん二人と常連のアキラ君一人。
イタリア人カップルは来年結婚するそうで、仲良くなった義兄弟のうちの弟さんが、酔った勢いで「来年日本で式を挙げなさい。」とからんでいた。
Tさんは81歳で、奥さんの妹さんの旦那さんは75歳。
顔つきは違うが、額の広さ頭の白さ髭の生やし方など、二人は似ていて、私とも似ている。
アキラ君は来る度に何度も書いているが、十数年来の常連で、我が家のホームページを立ち上げて管理してくれている。
我が家を支えてくれている常連の一人で、何かと頼りにしている。
Tさんは妻籠宿内のお土産屋さんや、バス停の人からどこに泊まるか訊かれ、我が家の名前を出したら「ああ、あそこの主人は詩吟の先生だから聞かせてもらいなさい!」と言われたそうで、お母さんが90歳で亡くなり、去年十三回忌をしたので、生きていれば百五歳とか‥。
そのお母さんが詩吟をしていたらしく、聞けば私と同門らしい。
どうしても詩吟を聴かせて欲しいと言う。
イタリア人達が広島へ行くと言って皆の話に出ていたので、栗原貞子さんの原爆詩「生ましめんかな」をイタリア語に翻訳したものを渡し、日本人には符付したものを渡して聴いてもらった。
「涙が出そうだった」と言うので、詩吟への理解は深まったかもしれないが、会員の増加には繋がらないかな‥。
スマホの翻訳機能で5人が意思疎通を図っているが、性格に翻訳してくれないので、何べんもやり直して苦労していたが、それも楽しそうだった。
最後に木曽節と長持唄を聞いてもらったら8時半を過ぎていて、それから夕食なので腹が減った。
お客さん達は10時近くまで囲炉裏の間にいた。