三組六人は全員7時半の朝食で、出す方としては助かる。

 

今朝は花オクラが三十輪ほど咲いていたが、二度咲きの今の時期の花は小さいので、六人に充分の量だった。

 

 イギリス人の六十代後半のご夫婦は、昨夜8時に出発したいと言っていた。

 

7時半より早めに用意して食べてもらったので、それほど慌てることとなく、丁度8時に出発して行かれた。

 

 フランス人の新婚夫婦は、8時15分頃、南木曽駅まで歩くと言って出発して行かれたが、昨日お土産にキャンディーをもらったていたのに、お返しを渡すことを忘れていた。

 

お土産をくれたり、心付けをくれたり、宿泊料のお釣りをいらないと言うお客さんには、以前は我が家の名前入りのボールペンを上げたりしていた。

この会社が発売を辞めてしまってから在庫がなくなり、今は「文化文政風俗絵巻の行列」の時配られる瓦版の在庫を上げたりしている。

 

 ドイツ人の新婚夫婦はレンタカーなので、それほど慌てることなく8時40分頃出発。

 

我が家の古い家は、敷居と鴨居の間が176cm。

 

部屋に入るお客さんの頭の位置で、大体の身長を測っている。

 

ドイツ人の旦那さんは182㎝位で、奥さんは190cm近くありそう。

 

ドイツ以外の国の出身か訊かなかったが、世界一平均身長が高いと言われるオランダ人かも知れないと想像するが、均整の取れた身体で、バレーボールかバスケットボールなどのスポーツで鍛えていたのでは‥。

 

 お客さんの出発時間が分かっていたりすれば、お客さんの朝食を出し終わってから私達も食べたりするが、お客さんが食べている間も必要なものは無いか、困っていることが無いか時々囲炉裏の間に行ってみるので、大概お客さんが出発してからが私達の朝食時間。

 

お袋は7時頃から8時頃の間に部屋から出てくるので、出てきたら直ぐ食べさせている。

 

お客さんが出発してから、部屋に入り忘れ物が無いかの確認や、電気を消したり扇風機のスイッチを消し、お櫃のご飯を戻したりしているので、今日は9時頃から朝食。

 

朝食後、お客さんの食器類を片付ける。

 

日本人はほとんどの人が残すことなくきれいに食べてくれるが、外国人は少しずつ残す人が多く、きれいに食べる人は三分の一くらい。

 

ご飯を茶碗に半分くらい残す人も居るので、残したご飯や味噌汁の豆腐、焼き魚の鮭の身をほぐして二つの池の鯉に餌として与えているが、これからの時期は鯉に多くの餌はやらないので、コンポスト行きとなる。

 

布団類のカバーを外し、浴衣と一緒にリネン屋さんの回収袋に入れ、天気の好い日は布団類を干しているが、外国人の使った枕は香水の匂いが残ることが多く、枕もしっかり干して臭いが残らないように気を遣う。

 

足腰の痛い妻にはやらせられないので、重い物を持つのは私の仕事。

 

それからパソコンの前に座り、迷惑メールの削除と予約メールへの返信をしているが、予約や問い合わせメールの多くが休日や満室の日の申し込みが多く、必ず予約カレンダーを見て、空室を確認してからメールをしてくれと書いてあるのに、何故なのかよく分からない。

 

 

 晴れが続かず、夜の間に雨が降ることも多い。

 

ニ、三日天気が続いたら、稲架シートをかけておこうと思うがなかなか思い通りにならない。

 

来月には脱穀するので、その前に蔵の籾を処分しなければならない。

 

我が家は脱穀した後、籾で貯蔵してあるため、先ず玄米にしなければならない。

 

今日は玄米にしたら、二俵一斗くらいだった