∵ 明日は岳風忌

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 明日、七月一日は私達の会「日本詩吟学院岳風会」の祖宗範(創設者)木村岳風先生が亡くなられた日で、私達は「岳風忌」と称している。


 岳風先生は明治三十二年(1899年)九月二十日、諏訪市岡村(現、木村岳風記念館)に生まれ、昭和二十七年(1952年)七月一日に五十四才で亡くなられている。


 伝記によれば、子供の頃に吃音(どもり)を直すために、姉が詩吟を教えたのが詩吟を始めるきっかけであったと聞いている。

子供の時から大柄でおっとりとした性格なので、慌てると上手く話せなくなってしまうのだろう。


 その後様々な職業につき、独立の気概がある人で色々な商売を始めるが、全て失敗。

軌道に乗ったところで徴兵されたり、従業員にお金を持ち逃げされたりと、不運な面もあったが人が好いので経営者には向かなかったのだろう。

商売で成功していれば吟詠家「木村岳風」は誕生しなかっただろう。


 そうした中で、続けていた詩吟をもって国や社会に奉仕することを人から勧められ、詩吟で身を立てることとなった。


 詩吟の普及活動のかたわら、全国の流派を訪ねて教えを請い、良いところを採りいれて「岳風流」を確立された。

「岳風の前に岳風無し。岳風の後に岳風無し」と言われ、詩吟界を代表する吟詠家となった。


 戦地慰問などのハードスケジュールから体調を崩し、最後は肺病を病んで亡くなっている。


 私は岳風先生が亡くなられて二十年目の、昭和四十七年七月一日が入会年月日なので、明日は詩吟を始めて四十年目に入る。