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SAPIO12月16日号に小林よしのりさんが描く漫画「ゴーマニズム宣言スペシャル、天皇論追撃編」が掲載された。
何が描かれているかというと、皇室典範改正法案が平成18年に提出された時に女系天皇容認に反対した保守派言論人が異様だというようなことが描かれている。
女系天皇絶対反対はおかしいというのです。
その反対している人たちは有識者会議の報告書を読んでいないのでは無いかと小林氏は書いている。
天皇制度と天皇の制度という言葉の違いについて書いている。
「の」を入れたことで、有識者会議のメンバーを偉いと持ち上げている。
報告書は昭和22年に皇籍を離れた11の宮家やその男系男子の子孫を復帰させても、皇位継承は困難としている。
側室が居ないから、女児しか生まれない可能性が高いというのだ。
だから女系天皇を認めろという。
竹田恒泰さんが書かれているが、女系を認めても、女性すら生まれない可能性があると指摘されているが、そのことについては小林氏は触れない。
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どっちの方が確率が高いのだろうか?
報告書は旧宮家は今上天皇との共通の祖先は室町幕府までさかのぼり、きわめて遠い血筋であるから、そんな人が天皇に即位したとしても国民が認めないとする。
皇室の歴史上ここまではなれたバイパス手術は無いという。
今上天皇と旧宮家とは20数世代、40数親等も離れているからあまりにも血が離れすぎているというのだ。
が、旧宮家はは急にぽっと出てきたわけではないし、600年行方不明だった人たちが突然現れたわけではない。
旧宮家として、昭和22年までは厳然として、皇位を継承できる血筋として600年間、同じように連綿と続いてきた訳である。
だから、別に旧宮家の人が皇籍復帰して、天皇位についても問題は何もない。
小林氏は竹田さんが旧宮家は男系としては今上天皇と遠いが、天皇家から姫を何度も迎えて血としては濃いと書かれているのを、女系反対と言いながら、女系を利用していると書く。
が、これは単純に血縁として離れていないよと言っているだけである。小林さんの批判は只の揚げ足取りでしか無い。
旧宮家が神武天皇から続くとされる天皇家と同じく男系で繋がっているのですから。
皇位継承の資格は神武天皇から直系で繋がる男系の子孫である。
小林氏が皇室の歴史上こんなに離れた皇位継承は無いと言うが、それなら何年何代まで離れていたらOKなのだろうか?
後花園天皇が皇位を継承したのは正統だが、旧皇族は駄目だという違いはどこにあるのか?
歴史上無いというならば、今まで女系の天皇など存在しなかったのだから、その方が問題では無かろうか?
それと、今までに皇籍を離脱したものが皇族に復帰したものは極めて少ないとし、これは君臣の分義を厳かに守る必要があるからだとする。
が、何故旧宮家がそもそも皇籍を離脱したかについては触れない。
小林氏はアメリカに押しつけられた現行の憲法は無効だと書いているが、それならばそもそも旧宮家を皇籍から離脱させたのもアメリカである。
憲法は無効だが、旧宮家の皇籍離脱は有効だという考えの根拠が分からない。
竹田恒泰さんはアメリカが将来的に天皇の血筋を根絶やしにするために旧宮家が皇籍から離脱させられたのではと書いておられる。
更に今現在、皇室という聖域に育ったことが皇位継承者として重要であり、俗界で生まれ育ち、一般大衆化した只の男をどうして皇族にしなければいけないのか?
と小林氏は書いている。
が、小林氏は以前、天皇家は「徳」が重要では無く、あくまでも血筋が重要であると書いていたはずだ。
これは雅子妃殿下が、ご病気であまり公務に出席されないから皇太子妃殿下として失格で、皇太子殿下は廃太子にして、秋篠宮殿下を立太子すべきと馬鹿なことをかいた保阪のおっさんに反論するために書かれていたと思う。
国民に気に入られるような天皇になることが重要では無いと言いたかったのだろうが、ここで小林氏は女系天皇を容認するために以前書いたことと矛盾したことを書いているのだ。
皇室という聖域で身につけた「徳」が無いならば、皇位継承の資格は無いと書いているのだから。
また、八木秀次さんが男系が優先で、万策尽きたらば女系天皇でもと書かれていたのを女系容認と勝手に解釈して、八木さんが転向したように書いているが、あくまでも万策尽きた場合のお話であって、女系容認では無い。
小林さんは万策尽きてしょうがなくて即位したような女系天皇では正統性が無いと左翼が騒ぐと書いている。
が、左翼は天皇が嫌いだから、どんな天皇が即位しても騒ぐので、そんなことはどうでもいい。
一番困るのは右翼が天皇の正統性に疑問を持つことでは無かろうか?
今、天皇陛下を支持している人たちの多くが小林氏のいう男系絶対主義者である。
女系容認主義者は少数である。
その少数の人たちしか天皇を支持しなかった場合、天皇は日本から消えるのでは無いか?
もしくは旧宮家の男系男子の方が正統継承者だと担ぎだされた場合、日本に南北朝以来の混乱が起こることも考えられる。
もしくはこんな天皇支持派の醜い揚げ足の取り合いを見て、皇室の存続に疑問を呈する人たちが急激に増加するかもしれない。
どちらにしても天皇に未来は無くなる。
だいたい、今の国民の多くは何故天皇が偉いのかを分かっていない人が多い。
そのために小林さんは「天皇論」を書いた。
日本国民の安寧を願い続け、祈り続けた天皇が必要だと。
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それはそれで納得するが、そのために国が乱れるのならば、そんな説明では国民は納得しないだろう。
後、小林さんは竹田恒泰さんを個人攻撃しているが、竹田さんが送ったメールの文章を載せないで、彼が天皇に自分がなりたいが、その後は女系天皇になっても構わないようなことを書いていると書かれても、信憑性がない。
ただの誹謗中傷じゃなかろうか?
後、一般社会に居たからスキャンダルが暴かれるとか書いているが、
高円宮承子女王はかなりスキャンダルで叩かれましたし、雅子妃殿下の件で皇太子殿下もマスコミや西野幹二に叩かれました。
一般人だろうが、皇室だろうが、スキャンダルを書かれる時は書かれるのです。
後、恒泰さんが旧皇族と自分で名乗るのは皇籍離脱した後に竹田家に生まれた恒泰さんは皇族だったことが無いので、旧皇族というのは詐欺と同じだと書いていますが、旧皇族の家に生まれている訳だから、旧皇族と書いても別におかしくないと思うのは俺だけだろうか?
今回の小林よしのりさんの書いていることはおかしいことが多い。
たこつぼ男とバカにしていた保阪正康の言葉まで引用している。
そして、女系天皇反対は保守は論壇が勝手に言っているような書き方をしており、今上天皇陛下はきっと女系天皇を支持しておられるようなことを書いているが、それは間違いである。
そもそも女系天皇反対運動が起こったのは三笠宮寛仁親王が個人的意見として、女系天皇反対と旧皇族の復帰を支持することを表明されたからだ。
これに対して宮内庁は皇族の方が私見を述べないようにと叱責された。
これがことの始まりである。
寛仁殿下がそういう意志を表明するということは今上天皇陛下も同じような考えをお持ちだと思われます。
ここは想像ですが。ですが、寛仁親王は全員反対だと言われているそうですからそうだと思います。
小林よしのりさんは女系天皇支持派に丸め込まれてしまっているのです。
それに気がついていないから
「日本語が分かる人なら読めば分かって貰えるはず」
などと傲慢なことを書くのである。が、実際小林さんの書いていることを読むと、疑問ばかりが湧くのです。
小林さん、もうこの辺で止めたらどうでしょうか?
最初に雅子妃殿下が叩かれた時、すぐに雅子妃殿下を庇う論文を書かれたのが竹田恒泰さんです。
それに西尾幹二氏は「たかが旧皇族」と応じました。
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この時、小林さんは特になんの行動も起こされませんでした。
ちょこっと、西尾氏を批判されましたが、それだけです。
そんな小林氏が急に天皇陛下を信奉しているようなことを書き出すからおかしい。
小林よしのりさん目を覚ませ。
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