独検対策22
ドイツ連邦首相アンゲラ メルケル Angela Merkel ポッドキャスト
ヨーロッパではみんなが自分の宿題をこなさなければならない
http://de.nachrichten.yahoo.com/merkel-weg-schuldenkrise-dauert-noch-zehn-jahre-131116601.html
ビデオダウンロード(MP4、41MB)
http://bpa.mcfootage.com/mpeg4/2011/Die_Kanzlerin_direkt_39_11.m4v
ビデオダウンロード(ドイツ語字幕つき、MP4、41MB)
http://bpa.mcfootage.com/mpeg4ut/2011/Die_Kanzlerin_direkt_39_11_UT.m4v
音声のみ(MP3、2MB)
http://bpa.mcfootage.com/mp3/2011/Die_Kanzlerin_direkt_39_11_AUDIO.mp3
原稿起こし(PDF、22.7KB)
インタビュアーはアーヘン Aachen 出身の司法修習生・リザ リュアケン Lisa Lürken (27)
リザ リュアケン
来週には、「経済全体の発展を鑑定するための有識者評議会」があなたに年次鑑定を提出します。あなたは「経済賢者」の役割をどう見ていますか? あなたは彼らから助言を受けていますか?
連邦首相アンゲラ メルケル
この助言は私たちにとって、もちろん非常に重要です。それはまた、安易にとっさに出されるものではありません。そうではなく、私たちは経済賢者たちと恒常的なコンタクトを持ち、また、年に少なくとも1~2回は私たちの評価について彼らと話し合い、彼らは私たちに彼らの評価を与えてくれます。それは有益な指摘です。私たちはそれを一つ一つ、すべて実行に移すわけではありません。私たちはまた、今のような時期には経済の事前診断がちっとも容易でない、ということも分かっています。たとえ有識者であっても、この事実を直視する必要があります。けれども私たちはすでに とても多くの重要な指摘をもらっています。例えば、今日の基本法には、債務にブレーキをかけることが盛り込まれていますが、これは、有識者評議会の勧めに端を発したものです。
銀行救済のためのツケが最終的には納税者に回ってくる、という非難がしばしば聞かれますね。これについて あなたはどうおっしゃいますか?
それは、国際金融危機が始まった当初から聞かれた非難です。私たちはこの間 銀行再構築法を制定しました。そして私たちは今、システムへの影響が大きい巨大銀行に対する同様の仕組みをG20レベルで世界規模で決定しようとしています。それはつまり、納税者が銀行の責任を取らなければいけないという事態を将来は阻止する、ということを意味します。第2に、次のことを理解しなくてはいけません。それは、銀行というのは、信用供与を通じて国民経済全体が回るようにすることにも気を遣っている ―それが銀行の位置づけなのですが―、ということです。それはつまりこういうことです。もしも私たちが銀行を助けなかったならば、次のような結果、すなわち、実物経済が今以上に落ち込み、今よりも多くの職場が危うくなり、結局私たち皆にとって役立つことはない、という結果になっていただろう、ということです。銀行は匿名の機構ではありません。強く規制されなければなりません。金融危機からの教訓として、私たちはこの間、実際に規制を強化しました。けれども銀行は近代的な国民経済にとって、できる限り多くの人が働けるような経済にとって、取り除くことのできない存在です。そういうわけで、私たちがさらに銀行を幾分助けるということは、常に、個々の人々を助けるということにもなるです。しかし銀行は将来的には、それを自力でやり遂げなければなりません。
ヨーロッパが本当に国家債務危機を掌握する、そして、危機が経済危機にまで激化しないということについて、あなたはどの程度希望を持っていますか?
非常に労の多い道を私たちは一歩一歩進んでいかなくてはいけない、ということを私たちは皆知っています。債務は10年以上かけて積み重ねられてきました。ということは、債務危機もまた、一気には過ぎ去らないということです。ヨーロッパのほとんどすべての大国は、数年以上にわたって、収入に対して支出超過でした。そういうわけで、ドイツが債務に対するブレーキを持っているというのは、とても重要です。ですから私たちは、債務に対する同様のブレーキをユーロ圏のすべての国々が持つようにする、と決めたのです。そして、私たちが再びうまくやっていけるようになるまでは10年ほどかかる、ということは確実です。私たちは大きな課題を抱えています。けれども私たちは、未来を見据えて ―また、まさに若い世代のためにも― それをやり遂げなくてはいけないのです。
ドイツの労働市場は今のところとてもうまくいっています。けれども、多くの市民は経済の先行きを大いに心配しています。この心配はまったく当を得ていないものなのですか?
はい。市民は確かにあまりにも多くの変化を経験しています。数ヵ月の好況の後に、こんどはまた、幾分懸念に満ちた知らせを受け取る、というように。市民は、国家債務危機がまだ克服されていない、ということも聞き知っています。ですから、「これがいつまで続くのか?」と多くの人が問うのも、理解できます。私たち連邦政府は、職場を保つために、成長を強めるために、ドイツが強い経済立地条件を持ちうるために、あらゆることをします。けれども、次のことは当然であり続けます。それは、ヨーロッパがうまくいかないうちは、どいつもうまくいかない、ということです。つまり、ヨーロッパの事態を正常化するためにも、私たちはあらゆることをやらなければいけないのです。そのためにやらなければならないことを、私たちは山ほど抱えています。そう言わざるを得ません。しかしながら、私が本日 状況を評価したとおり、悲観主義には根拠がありません。けれども、ヨーロッパではみんなが努力を尽くさなければ、そして、みんなが自分の宿題をこなさなければなりません。
以上。
独検対策21
記事本体を紹介する前に、いくつかの予備知識
1: Der Bundesbeauftragte für die Unterlagen des Staatssicherheitsdienstes der ehemaligen Deutschen Demokratischen Republik (男性形) 旧ドイツ民主共和国の国家保安機関の資料についての連邦受託官。記事中ではさまざまな略称・通称が用いられています。受託官の指揮下で具体的な任務を遂行する Behörde (官庁)は、しばしば、その時々の受託官の名前を冠した俗称で呼ばれます。例えば、初代受託官の時には、Gauck-Behörde (ガウク庁、ガウク機関)。現在の受託官は Roland Jahn なので、今はJahn庁になります。本当は「・・・庁」と訳すのは「・・・amt」だけにしたいのだが…。
2: Ministerium für Staatssicherheit 国家保安省。しばしばStasi (シュターズィ、シュタージ)と略されます。
3: Deutsche Demokratische Republik ドイツ民主共和国。略称DDR。
4: Sozialistische Einheitspartei Deutschlnds ドイツ社会主義統一党。略称SED。
5: Länderkammer 諸州会議。Bundesrat (連邦参議院)の非公式な別名。
6: Gehaltsstufe A 9 俸給等級A9。軍隊だと中尉、警察だと警視、病院だと婦長。婦長の地位がやけに高いと思うが、ドイツの"被用者も経営に共同参画する"という制度との関連でそうなっているらしい。(詳しくは調べていない。)
7: Die Union der Opferverbände Kommunistischer Gewaltherrschaft 共産主義の暴力支配による犠牲者団体の連盟。略称UOKG。
予備知識は以上。
Jahn庁に勤めている元シュターズィ職員、強制配置転換のおそれ
連邦参議院、シュターズィ資料法の改定案を可決
AFP John MacDougall の署名記事
ドイツ時刻2011年11月4日16時(日本時刻 翌5日0時)頃の配信
シュターズィ記録に関する受託官 Roland Jahn の連邦官庁に勤めている元シュターズィ職員は、今後、自分の意思に反して配置換えされるかもしれない。これに対応するシュターズィ資料法改定案を、連邦参議院がベルリンにおいて可決したのである。また、この改革によって公職者に対するシュターズィ審査が延長され、内容的にも拡張される。
Jahn 庁ではいまだに45名の元シュターズィ職員が働いている。連邦受託官は彼らを手放したがっている。しかし、彼らの意思に反する配置転換は、法的に問題無しとは言い切れない。連邦政府も以前には、今回決定された規定と相容れない内容の考えを公表したことがある。今回の改訂条文では、シュターズィの元正式職員・非公式協力員を今後は一切 Jahn の下に配置することはできない、とも定められている。
公職者に対するシュターズィ審査は2019年まで可能になった。もしも延長がなければ、今年の末に終了するところであった。審査される公職の範囲は、数年前にいったん狭められたが、今回 再び広げられることとなった。今後、俸給等級A9以上の職員は、具体的な根拠無しに審査されうる。それ未満の等級の職員は、具体的な嫌疑がある場合には、審査を受けなくてはいけない。そのために、資料の閲覧が簡素化させる。それはもちろん、死亡者の関係者にとっても、研究目的にとっても、である。
「法律が最終的に成立したことによって、SED独裁の不法に関する実りある かつ 持続的な解明が今後10年間さらに保証されることになった」と、FDPの Patrick Kurth 議員は声明した。「もしも諸州会議がシュターズィ審査を事実上終了させるようなことがあったならば、それは恥だった」。
共産主義暴力支配犠牲者団体同盟(UOKG)は改革を歓迎した。「改定案が連邦参議院を通過したことを、我々は非常に喜んでいる」と、UOKG連邦代表の Rainer Wagner は声明した。「これは、DDRの過去の解明が順調に進むだろう、という兆候である」。野党からの批判があったため、連邦議会において法案賛成が多数派になるかどうかは、最後まで先行きが見えなかった。
以上。
独検対策20
今月23日のドイツ語検定に向けて1日最低1記事は翻訳しよう、という企画の第20段
そろそろ息切れしてきたが。ここで踏ん張らんとなあ。というのも、来週は用事が立て込んでいて、短い記事を1日1本翻訳するのがやっとになりそうだから。この週末に少し多めにがんばっておくか。
左翼党、ユーロ圏における取引税を要求
dapd
ドイツ時刻2011年11月4日17時(日本時刻 翌5日1時)頃の配信
Berlin (dapd) Canne で開かれたG20首脳会談において 世界規模の金融取引税を導入することが失敗したことを受けて、左翼党は連邦政府に対して欧州レベルでの交渉を要求した。連邦政府は今、公約を果たし、少なくともユーロ圏でこの種の税を導入しなくてはいけない、と左翼党党首 Gesine Lötzsch は金曜日に Berlin で声明した。ドイツ国内の、システム全体に対する影響力が強すぎるような銀行を解体するように、と Lötzsch は政府の方針とかけ離れたことを求めている。彼女はまた、民間銀行を国家が救済することを禁止するように、とも主張した。民間銀行を救済するために今まで以上の税金を支出することは許されない、と Lötzsch は強調した。
訳出は以上。
独検対策19
《 》内はHidyによる訳注。
ロマンティックな骸骨発見: 1500年間 手を携えつづけたカップル
Yahoo! Nachrichten ヤフーニュース
ドイツ時刻2011年11月4日16時(日本時刻 翌5日0時)頃の配信
研究者たちは来たイタリアで驚くべき発見をした。彼らは発掘の途中にカップルの亡骸を掘り当てた。2人は、1ミレニアム以上にわたって手を携えつづけてきた。しかも、この考古学者たちは、墓の中で両者はお互いを見つめていたのだろう、と仮定してる。
「私はすでに多くの発掘に参加してきたが、このように心の琴線に触れたことは これまでなかった」。Donato Labateはイギリスの新聞『Daily Telegraph』にこう語った。彼は、北イタリアの大学町Modenaで行われているこのプロジェクトのリーダーである。Labate と彼のチームは3mの深さで、墓の中から2対の骸骨を見つけた。それ自体には、普通と違ったことは何もない。しかしながら、彼らは手を携えていたのである。それも、5世紀 あるいは 6世紀以来。 >>>写真へのリンク http://de.nachrichten.yahoo.com/fotos/romantischer-skelett-fund-1320416945-slideshow/donato-labate-leiter-des-projekts-in-der-norditalienischen-universitätsstadt-modena-hat-mit-seinem-photo-1320418151.html
女性の頭蓋骨は今なお男性のほうを向いていた。これに対して、男性の頭蓋骨は反対向きに横たわっていた。カップルは「お互いに目を見つめ合っていた」と研究者たちは推測している。「もともとは、お互いが目を見つめ合うように埋葬されていた、と我々は仮定している」「脊椎の配置から推察するに、頭が死後に転がったのであろう」とLabate は言う。彼によると、その原因は、そばを流れる Tiepido 川の度重なる洪水ではないか、ということである。
《別記事への誘導》 こちらもお読みください: 考古学者たち、1000年前の鍋の残骸を発見
http://de.nachrichten.yahoo.com/arch%C3%A4ologen-finden-1000-jahre-alte-kochtopf-scherbe.html
2対の骸骨は、特に良好な状態で発見されたわけではない。彼らは今、Bologna 大学で検査を受けている。年齢、両者の関係、死因といった情報を得るためである。カップルが特に豊かというわけではなく、おそらくは農家の出身であるということが、このようなやり方で埋葬された遠因ではないかと、考古学者たちは仮定している。両者がお互いに、自分が相手を愛している以上に自分が相手に愛されていた、というのは明らかである。
記事の訳出は以上。
ドイツのヤフーニュースにしてはかなり多い77ものユーザーコメントがついている。
独検対策18-3
ドイツの公共放送ARDの定例世論調査「Deutschlandtrend ドイツの傾向」、最新(11月3日発表)の調査結果。
http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/deutschlandtrend1408.html
18-2 http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11069051072.html の続き
18: 金融取引税に賛成か? 単位:%
賛成 50
反対 41
19: 減税か、新規債務の削減か? 単位:%
減税 28
新規債務削減 62
20: 政府の減税計画は適切か? 単位:%、( )内は前月比
適切 54 (6)
不適切 42 (-7)
21: 下げるのは所得税か、それとも、連帯追加《注》か?
注: 原文は「Solidaritätszuschlag」。東西ドイツ統一のための費用(主には東への投資)を捻出する目的で、付加価値税(日本で言えば消費税)に上乗せされている税。
所得税 40
連帯追加 50
22: 法定最低賃金の導入 単位:%、( )内は対2009年9月比
賛成 86 (9)
反対 11 (-10)
23: 法定最低賃金の導入 単位:%
賛成 反対
86 全体 11
95 海賊党支持者 5
93 緑の党支持者 6
90 SPD支持者 8
89 左翼党支持者 7
78 CDU・CSU支持者 19
24: 最低賃金: 同盟の方針転換は信用に値するか? 単位:%
信用に値する方針転換だ 17
いや、選挙戦術だ 78
調査についての覚え書き
・ 母集団:ドイツに住んでいる18歳以上の有権者。
・ 標本:無作為代表標本
・ 聞き取り方法:コンピュータのアシストを伴う電話調査(CATI)
・ 事例数(標本数):回答者(被問者)1002人
・ 聞き取り期間:2011年10月31日~11月1日
・ 「今度の日曜に選挙があったら…」の事例数:回答者1502人
・ 聞き取り期間:2011年11月31日~11月2日
・ 誤差:1.4%*~3.1%**
・ 回答者500人の場合の誤差:1.4%*~3.1%**
* 回答の割合が5%の場合、**回答の割合が50%の場合
《誤差についての考え方→私の以前の記事を参照のこと
http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-10919903743.html 》
以上。
独検対策18-2
ドイツの公共放送ARDの定例世論調査「Deutschlandtrend ドイツの傾向」、最新(11月3日発表)の調査結果。
http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/deutschlandtrend1408.html
18-1 http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11069039991.html
の続き。
11: ユーロ・債務危機について (1) 単位:%
18-1 http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11069039991.html の続き。
ドイツは、現在予定されているよりも、もっと多く支払わなければならない。84
危機の最悪の局面は、まだこれから先にある。 82
EUの決定を拒否するのならば、ギリシャはユーロから離脱しなければならない。 82
危機に対する対処の全体像を、連邦政府は見失っている。 59
Merkelはサミットにおいてドイツの利益を十分に代弁した。 58
12: ユーロ・債務危機について (2) 単位:%
私の個人的な状況について言えば、危機による損害を受けているとは言えない。 53
ギリシャの国民投票は正しいと思う。 48
ドイツはユーロを導入するべきではなかった。 46
危機の中で連邦政府は正しく決定を下してきた。 37
最後の《先月末のユーロサミットにおける?》諸決定は、本質的な諸問題を解決する 28
13: G-20: 金融市場を より強力に管理することは… 単位:%
不可欠だ 92
不可欠とは言えない 7
無回答 1
14: 金融市場を より強力に管理することは… 単位:%
不可欠だ 不可欠とはいえない
92 全体 7
98 左翼党支持者 2
92 緑の党支持者 6
92 SPD支持者 7
91 CDU・CSU支持者 9
90 海賊党支持者 10
15: より強力な管理をG20で決議するだろうか? 単位:%
する 24
しない 71
16: より強力な管理をG20で決議するだろうか? 単位:%
する しない
24 全体 71
36 CDU・CSU支持者 58
25 左翼党支持者 64
19 SPD支持者 77
15 緑の党支持者 81
13 海賊党支持者 87
字数超過につき、続きは18-3で。
独検対策18-1
ドイツの公共放送ARDの定例世論調査「Deutschlandtrend ドイツの傾向」、最新(11月3日発表)の調査結果。
http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/deutschlandtrend1408.html
《 》はHidyによる注釈
1: もしも今度の日曜日に連邦議会選挙があったら、どの党に投票するか? 単位:%、( )内は前月比
CDU・CSU 《保守》 34 (2)
SPD 《社民》 31 (1)
FDP 《経済リベラル》 4 (1)
左翼党 6 (0)
緑の党 15 (-2)
海賊党 7 (-1)
2: もしも今度の日曜日に… :西部の結果
CDU・CSU 34 (1)
SPD 32 (2)
FDP 4 (1)
左翼党 4 (0)
緑の党 16 (-2)
海賊党 7 (-1)
その他 3 (-1)
3: もしも今度の日曜日に… :東部の結果
CDU・CSU 31 (1)
SPD 26 (-3)
FDP 2 (0)
左翼党 17 (3)
緑の党 11 (-2)
海賊党 8 (1)
その他 5 (0)
4: もしも今度の日曜日に… :同盟《CDU・CSU》およびSPDの結果 単位:%
2011年 1月 3月 5月 7月 9月 11月
同盟 36.0 35.0 35.0 32.0 35.0 34.0
SPD 26.0 28.0 26.0 26.0 28.0 31.0
5: 各政治家の仕事に対する満足度 単位:%、 ()内は前月比
de Maiziére 61 (+8)
《デ メツィエール防衛相・CDU》
Steinbrück 58 (+3)
《シュタインブリュックSPD副党首・元ノルトライン-ヴェストファーレンNordrhein-Westfalen州首相・元連邦財政相、次回連邦議会選挙でSPDの連邦首相候補として立つことに意欲を見せている》
Merkel 57 (+9)
《メルケル連邦首相・CDU》
Steinmeier 56 (+1)
《シュタインマイアーSPD連邦議会議員団長》
Schäuble 56 (-1)
《ショイブレ財政相・CDU》
v.d. Leyen 50 (+4)
《フォン デア ライエン労働相・CDU》
Gabriel 39 (±0)
《ガブリエルSPD党首》
Seehofer 39 (+6)
《ゼーホーファーCSU党首・バイエルンBayern州首相》
Trittin 36 (-1)
《トリッティン緑の党連邦議会議員団長・元連邦環境相》
Künast 35 (-3)
《キューナスト緑の党連邦議会議員団長・元連邦消費者保護相》
Gysi 31 (+5)
《ギズィ左翼党連邦議会議員団長》
Rösler 24 (+3)
《ロェースラーFDP党首・連邦経済相》
Westerwelle 21 (+3)
《ヴェスターヴェレ外相》
6: もしも首相が直接選挙なら…
単位:%、( )内は前月比、合計が100%にならないのは、「どちらとも言えない」という回答を表示していないため
Merkel 47 (+7)
Steinmeier 36 (-8)
7: もしも首相が直接選挙なら… 単位:%
Merkel Steinmeier
47 全体 36
85 CDU/CSU支持者 9
21 SPD支持者 63
8: もしも首相が直接選挙なら…
単位:%、( )内は前月比、合計が100%にならないのは、無回答や「どちらとも言えない」という回答を表示していないため
Merkel 42 (+4)
Steinbrück 45 (-1)
9: もしも首相が直接選挙なら… 単位:%
Merkel Steinbrück
42 全体 45
82 CDU/CSU支持者 13
16 SPD支持者6 80
10: 首相候補に向けてのSteinbrückのキャンペーンは… 単位:%
適切だ 50
不適切だ 45
《字数超過により、続きは18-2で》
独検対策17-1
!!ネタばれ注意!!
契約しているネットカフェから無料で映画が見られるというサービス、「CINEMA CHANNEL」で、ラインナップが更新されました。
11月の新着映画の中に「エアポート1978 運命の決断」というタイトルがあり、説明書きに「40年にわたる東西ドイツの分断。閉ざされた歴史の中で、1つのハイジャック事件があった―。。」とありましたので、視聴しました。
皆さんも、週末にでもネカフェにお出かけになり、ぜひご覧になってください。
原題は『Westflug – Entführung aus Liebe 西への飛行 ― 愛から生じた乗っ取り』といい、2010年9月26日にRTLというテレビ局が放送したもの。この映画の基となった史実について、ドイツ語版ウィキペディアに記事がありますので、以下、その翻訳を載せます。ネタばれになりますので、映画未見の方は、ぜひともご視聴後に、以下の記事をお読みください。なお、《 》内は、私のつけた訳注です。
http://de.wikipedia.org/wiki/Flugzeugentf%C3%BChrung_von_Danzig
グダンスク Gdańsk のハイジャック
1978年8月30日、東ベルリンのウェイター・ハンス デトレフ アレクサンダー ティーデ Hans Detlef Alexander Tiede が、ポーランドの航空会社LOTの、グダンスク 《ドイツ語名Danzigダンツィヒ、ダンツィッヒ》 からベルリンのショェーネフェルトBerlin-Schönefeld (当時ドイツ民主共和国 《以下、DDRと略》 )へ向かう定期便を乗っ取った。そして、ベルリンのテンペルホーフ Berlin-Tempelhof (当時 西ベルリン)に着陸するよう、搭乗員に強制した。その際、ウェイトレスのインクリートルスケ Ingrid Ruske が彼を援護した。[1]
目次
1 背景
2 乗っ取り
3 裁判
4 その他
5 小説、映像、ラジオドラマ
6 外部リンク
7 注
背景
インクリート ルスケは西ドイツ人のホルスト フィッシャー Horst Fischer を愛していた。フィッシャーはハンブルク Hamburg の出身。ハンブルクのある会社の委託を受けて、エーバースヴァルデ Eberswalude に屠殺・加工コンビナートを建てる工事の施工管理者として働いていた。インクリートとフィッシャーは、インクリートがウェイトレスとして従業していたカフェ・モスクワ Café Moskau で知り合った。工事終了の直前に委託契約が失効し、二人は、DDRで共同の未来を育むという夢を描けなくなった。そこでフィッシャーは次のような計画を立てた。偽造書類を入手し、鉄路で別々にグダンスクへ行き、そこから一緒にフェリーに乗ってトラフェミュンデ Travemünde に向けて出国しよう、という計画である。計画には、インクリートの長年来の知り合いであるデトレフ ティーデも加わった。彼はすでに20回もDDRからの出国を申請していたのだが、すべて却下されていたのである。[2]
乗っ取り
偽装書類を使うという計画は失敗した。書類をグダンスクに持っていくはずだったフィッシャーが、その前に国家保安省(シュターズィ Stasi)によって拘束されたのである。ルスケとティーデは4日間待ったが、無駄であった。フィッシャーがいつまでたっても約束の地グダンスクに来ないので、2人は、計画はすでに発覚しているのではないか、そして、もはや帰国することもままならぬのではないか、と推測した(後にその推測が正しかったと分かるわけだが)。そこで彼らは亡命計画を急遽変更した。[3] 彼らは蚤の市でおもちゃのピストルを買った。そして、グダンスク発・東ベルリン ショェーネフェルト行きのフライトを予約した。[2] 着陸直前にティーデはポーランド人スチュワーデスを人質に取った。そして、西ベルリンに着陸しなかったら彼女を撃つ、と脅迫した。それゆえ、ポーランド人パイロットは、フライトナンバーLO165のツポレフ134を西ベルリンのテンペルホーフ空港に着陸させた。テンペルホーフの管轄権はアメリカ人が持っていた。特殊部隊がハイジャックされた飛行機を迎えた。ティーデは両手を上げて機体を離れ、無抵抗で拘束された。インクリートルスケも それからすぐにアメリカによって勾留された。
裁判
犯罪者を引き渡すようにというポーランド人民共和国からの動議を、アメリカの占領軍は拒否した。乗っ取り犯に対する刑事裁判を西ベルリンで行えるようにするために、アメリカ合衆国の非軍事的な裁判所がベルリンに史上初めて設置され (United States Court for Berlin)、12人のベルリン市民が陪審員に選ばれた。[4] ニューアーク Newark 出身の裁判官 Herbert J. Stern は、デトレフ ティーデに対して9ヵ月の自由刑を言い渡したが、この刑期は取り調べの勾留期間ですでに満了していた。
インクリート ルスケに対する裁判は中止された。というのも、彼女は供述に先立って被疑者としての諸権利について規定にのっとった告知をされもしなかったし、彼女には2ヶ月の間 弁護士がついてもいなかったからである。ホルスト フィッシャーはDDRにおいて、亡命援助および人身売買の廉で8年の自由刑を言い渡された。そして、1989年に連邦共和国の自由買い《注》によって釈放された。
注: 自由買い
ウィキペディアドイツ語版 → http://de.wikipedia.org/wiki/H%C3%A4ftlingsfreikauf
英語版 → http://en.wikipedia.org/wiki/Inner_German_border#Ransoms_and_.22humanitarian_releases.22
日本語で『自由買い』という、そのものずばりの書名を持つ書籍も出版されていますが。参考にしないほうが良いでしょう(私は未読・未購入)。というのも、この本の著者の別の著作を読んだことがあるのですが、内容があまりにも浅薄。思想とか価値観とかいう問題以前に、事実誤認がひどすぎて、他山の石にすらなりません。「なぜ、この程度のお方がドイツ事情に詳しいジャーナリストとして幅を利かせていらっしゃるのか」と不思議でなりません。自分で検証する力量も意欲もない方たちが、大勢ファンとしてついていらっしゃるのでしょうねえ。
その他
乗客62名のうち50人がDDR市民であった。ルスケおよびティーデとならんで、7名が当面 西にとどまった。その中には、1組の夫婦と4名からなる家族とが含まれていた。[2] 他の乗客は、アメリカ人による聴取を受けた後、バスでDDRに送られた。さし当たって西にとどまっていた若い女性1名が、8月31日に鉄道でDDRに戻った。
ホルスト フィッシャーとインクリート ルスケは、1980年、フィッシャー釈放のすぐ後に結婚した。ルスケは2010年5月、雑誌『シュピーゲル Spiegel』のインタビューの中で、『私は、西で暮らせるという期待を持っていなかったし、それが期待はずれになるとも思っていなかった』、東ベルリンで暮らしたほうが幸せだった、と語った。[5]
ポーランド人民共和国では特に1980年代、亡命の手段としてしばしばハイジャックが行われた。1987年までにポーランドから西ベルリンへのハイジャックが16件記録されている。[6] 乗っ取られた飛行機のほとんどはテンペルホーフに着陸した。そこで、ポーランドの航空会社LOTは、「Landet oft in Tempelhof」、あるいはベルリン方言で「Landet ooch in Tempelhof しょっちゅうテンペルホーフに着陸する」の略だと言われるようになった。
『シュピーゲル』2010年第20号の記事では、東ドイツ人搭乗客50名のうち、9人が西に残り、41人が東に帰った、と報じられた。[7]
この記事はとりあえずここまで。
5 小説、映像、ラジオドラマ
6 外部リンク
7 注
は、後ほど改めて投稿する予定。
主要部分を訳し終わって、なんかやる気が失せてきたが、最後までやり通さんといかんよなあ。
独検対策16
2週間も前の記事だが、まあいいだろう。
倫理の侵害: 胚性幹細胞に対する特許の禁止
glutamat の記事 2011.11.18.(火)
ある厄介な問題が12年間宙に浮いていた。それは、人間の胚から採られた幹細胞に特許を与えるのは、人間の尊厳に対する蹂躙にあたるか、という問題である。いまや、欧州司法裁判所はこの問題について判決を下した: そうだ、そのような発明を法的に保護するのは、倫理の侵害だ、という判決を。しかしながら、このEUの判決によっても、次の倫理的な問題について答えが出たわけではない。それは、受精卵は発生のどの段階から胚に当たると、ドイツではみなされるのか、という問題である。
1999年にBonnボンの神経生物学者Oliver Brüstleオリファー ブリュストレは、ある方法について特許出願した。その方法を使うと、胚性幹細胞から神経前駆細胞が得られるのである。彼はその方法でもってパーキンソン病や多発性硬化症といった病気の治療を容易にしようと考えたのである。倫理の侵害を理由として連邦特許庁は彼の申請を一部却下した。胚を研究目的で意図的に製造・複製・破壊することは、ドイツでは許されていない――というのが、その根拠である。Brüstleはこの決定を不服として上訴した。しかし、グリーンピースは彼の特許に反対してEUの最高司法機関に訴訟を起こした。人間の遺伝子・器官・細胞が商品に降格させられてはならない――というのが、彼らの立論である。この環境団体の主張は今や欧州司法裁判所によって正当とされた。
今度は連邦裁判所が決定しなくてはならない。
ルクセンブルクに置かれている欧州司法裁判所の裁判官たちは火曜日に次のような判決を下した。『南ドイツ新聞Süddeutsche Zeitung』が引用しているところによると、「人間のいかなる卵細胞も、その受精をもって『人間の胚』とみなされるべきである。なぜなら、受精というのは、人間の発生過程の始まり、という性質を持っているからだ」。けれども、欧州司法裁判所は単に予備的な決定を下したに過ぎない。Brüstleの特許をめぐる具体的な法律論争を、今やドイツの連邦裁判所が扱わなくてはならない。もっとはっきりと言うと――ドイツでは、胚盤胞段階の胚から得られた幹細胞がすでに人間の命として通用するのか、ということについて連邦裁判所が決定しなくてはいけない。
こちらもお読みください:胚性幹細胞へのヨーロッパ初の試みが計画されている
http://de.nachrichten.yahoo.com/erster-versuch-embryonalen-stammzellen-europa-geplant-183103696.html
[訳注:なんかリンク切れっぽい]
宗教 対 科学
ドイツ福音主義教会常議員会議長Ratsvorsitzender der Evangelischen Kirchen in DeutschlandのNikolaus Schneiderニコラオス シュナイダーはルクセンブルクで下された判決にいち早く反応した。彼にとっては答えは明白である。『南ドイツ新聞』が引用しているところによると、いかなる受精卵も、すでに命をその中に宿しており、したがって、「物象化」されてはならない、ということである。ヨーロッパの幹細胞研究者の多くは異なる見方である。グリーンピースの訴えに反対する、欧州司法裁判所宛の抗議の手紙を、13人の幹細胞研究者が4月に共同決議し、公開した。『南ドイツ新聞』によれば、CambridgeのWeiicome Trustに所属するAustin Smithは、「裁判所が万が一グリーンピースの勧めに従うようなことがあれば、それは恐ろしいことである」と警告した。もしもそのような判決を下せば、裁判所はその判決をもって「科学者があたかも不道徳な活動に手を染めているかのような」印象を与えてしまう、とSmithは語った。さらに彼は、ここで問題になっているのは、人間の商品化などではない。というのも、胚性幹細胞は胚ではないからだ。胚性幹細胞は、確かに一旦は胚から採取されるけれども、研究室で好きに殖やすことができるのだ、とも述べた。連邦裁判所も同じ見方をするだろうか?
あなたはどう考えるか:欧州司法裁判所が要求しているように、胚性幹細胞はすでに人間の命として扱われるべきなのだろうか? Brüstleの案件について連邦司法裁判所は特許の禁止を申し渡すべきなのだろうか? 私たちはあなた方の投稿を歓迎します。
訳出はここまで。
以下、関係資料へのリンク
1: 判決文へのリンクを貼ろうと思ったが、URLがとんでもなく長いので、無理っぽい。興味のある人は次の手順でどうぞ。
欧州司法裁判所トップページ
http://curia.europa.eu/jcms/jcms/Jo1_6308/
で、言語選択 → 検索画面が出る。案件番号(英語なら「Case no」)に「C-34/10」と入力。日付の「はじめ」と「終わり」の両方に「18/10/2011」と入力。で、「検索」ボタンをクリック。 → 判決文へのリンクが生じされる。
2: 13人の幹細胞研究者の公開書簡
3: 書簡のまとめ役(筆頭執筆者)Austin Smithの言葉が載っている『南ドイツ新聞』の記事(2011.04.29.)
http://www.sueddeutsche.de/wissen/stammzellforschung-patente-und-moral-1.1090670
資料の紹介ここまで。
「Court of justice」というのは、「Court」という多義語の意味を限定するために「of justice」と付け加えているだけで、「司法裁判所」などと訳さず、単に「裁判所」とすれば良いのではないか、とか、(単純にそうとも言い切れないようだが…)
「Verdinglichung」「Versachlichung」を「物象化」なんていう取っ付きにくそうな言い方せずに、「物(もの)化」と訳せばいいんじゃないか、とか、
「連邦裁判所」というのが何ものなのか説明しないといかんかなあ、とか、
付け加えたいことはいろいろあるが、全部割愛。
独検対策15
Yahoo! Nachrichten (ドイツのYahoo! ニュース)の、アクセス数ランキングhttp://de.nachrichten.yahoo.com/leser-empfehlungen/ 第4位(日本時刻2011年11月2日11時半時点)
http://de.nachrichten.yahoo.com/japaner-zuhause-mütze-handschuhe-tragen-105556816.html
日本人は家の中でも帽子を被り手袋をはめるのが良いとされている
政府は原子力災害後に節電を呼び掛けている
AFP 時事通信
ドイツ時刻2011年11月1日12時頃(日本時刻 同日20時頃)
節電のために、日本人はこの冬、家の中でも暖かい服を着、熱い鍋料理を食べるのが良いとされている。福島の原子力災害を受けて日本の環境省は、冬の寒い月々にも電力消費を抑えるためのキャンペーンを始めた。企業や個人に対して、暖房の上限を20℃に設定するように呼びかけられている。それでも凍えずに済むよう、服を何重にも着こみ、家の中でも帽子をかぶり、手袋をはめ、パンストをはくと良いとされている。
暖を取るためのさらなる方法として諸官庁は、日本の伝統的な鍋料理を推奨している。これは、小型コンロに乗っかっている鍋から、食べるための食器に直接よそう、という料理である。このようにして家族や友人と食事をすると、「体も部屋も」温まる、と環境省のインターネットサイトには書かれている。特に体を温める効果があるとして、根菜および生姜が推奨されている。職場へ行く途中に体を温める方法として、今後は早めに出勤して一駅手前で降車し、残りの区間は歩くのが良い、とされている。
日本では、福島の原子力災害以降、電力がギリギリである。というのも、多くの原子炉が停止しているからである。54基の炉のうち現在電力を供給しているのは10基だけである。環境省は、夏にも同様のキャンペーンを実施し、住居や職場の冷房設定温度を通常の26℃ではなく28℃にするよう呼びかけた。暑さをしのぎやすくするために、多くの事務所で服装規定が緩和され、職員は、上着(背広)とネクタイを家に置き、風通しの良い服で出勤することが許された。
以上
「何を訳そうか」と思ってYahoo! Nachrichtenのトップニュースをチェックしたけれど、面白そう見出しが見当たらなかったので、アクセス数ランキングを見たら日本関連の記事が4位に入っていて、ちょっと驚いた。先ほど(日本時刻22:40頃)にもう一度チェックしたら、2位だった。ギリシャの国民投票のニュースよりも上というのは、いかがなものだろう。「もしもドイツでも原発事故が起こって電力供給が不足した場合、俺たちの生活はどうなるのだろう」という、不安を背景とした関心の高さなのか、あるいは何か別の理由からなのか…。
「パンスト」と訳した部分の原文は「Strumpfhose」。パンスト、パンティーストッキングとしか訳しようがないが、環境省のサイトでは、「ももひき」「すててこ」の類も含まれているのではないだろうか? そう思って環境省のサイトを確認しに行ったのだが、これが分かりづらい。省のトップページから「節電しながらも暖かくすごすための具体的な策」まで、もっと楽にたどり着けるように工夫したほうが良いと思う。
ちなみに、記事に載っているような方策がすべてまとめられているページは見つからなかった。
http://www.team-6.jp/try/warmbiz/about/wisdom.html
ここ↑や、その「枝」のページで紹介されていることを、記者がまとめたのだろう。時事通信の元記事も一応確認しておこうと検索をかけたが、見つからない。日本語では配信せずに、国外にだけ配信したのだろうか? 謎だ。
今回は話法の助動詞「sollen」を「・・・するのが良いとされている」と訳すことが多かった。多くの辞書では「・・・するべきだ」という意味が上位に載っていると思うが、それでは強すぎるからねえ。この記事に出てくる「sollen」の多くは、「ここに書いてあることは日本の環境省の主張だよ」という目印、いわば間接引用の標識みたいなものであるわけだが、しっくり来る訳が思い当たらない。悩ましい。