緒方カープとは何だったのか | 細川竜太郎(旧くろかん)のブログ

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広島カープの2019年最終戦が終わってだいぶ経ちますが、気持ちも落ち着いたので書こうと思います。

去年ソフトバンクとの日本シリーズを惨敗して終えたシーズンの後、沈んだ心に更に追い討ちをかける、まさかまさかの青天の霹靂のニュース「丸佳浩のFA巨人移籍」

FAは頑張った選手が得る当然の権利とはいうものの、巨人は昔から他球団の主力を奪う陰湿な一面を持つことは知っていたものの、まさか丸がそんな決断をしたことに対し失望しかなかったですね。

打率3割、ほぼ100打点、飛び抜けた出塁率こんな選手が抜けたら、そりゃ攻撃力激減しますよ。

しかし、今年は連勝連敗ありと安定しない年でしたね。一番良かったのは1番野間、3番バティスタが機能していた5月までで、その後交流戦急降下の最下位、セリーグ再開後、一時期は首位巨人を脅かす位置まで戻ってきたものの中継ぎ陣が崩壊し、来期に期待が持てる西川、小園、床田、中村恭平、菊池保、遠藤など出てきましたが最終的には4位ということで終えました。

まあそれ以外にも色々と問題が噴出した年でもありました。田中の連続出場記録のための絶不調にも関わらずの起用、で結局膝の手術で抹消、野間の怠慢走塁に対する暴力制裁、そしてトドメのバティスタの禁止薬物使用問題。これだけ出てきたらCSは出なくて良かったとも言えるかな。

緒方監督の選手起用にも再三批判が出ていますが、それ以前に田中、松山、長野、野間の不調、バティスタ離脱、中継ぎ陣の勤続疲労による崩壊、フランソワの抑え不適など想定外が続けば、そりゃ監督に同情しますよ。こんなボロボロの戦力でよく終盤まで首位争いしたと拍手を送りたいです。

これは選手時代の緒方が好きで買ったホームユニホームですが、嫁の洗濯でこんな状態に😂まさに今年の踏んだり蹴ったりの緒方監督そのもの。

今年は監督にとって良い引き際なのかなとも思います。

トータル5年間で1年目4位、2年目優勝、3年目優勝、4年目優勝、5年目4位堂々たる成績じゃないですか。

日本シリーズでは勝てなかったものの、3連覇なんて今後生きてるうちにもう見ることはないんじゃないかな。

緒方を批判している人は弱い頃のカープを知らない最近ファンになった人が多いんじゃないかな?野村監督の遺産を引き継いだだけとか言う人もいるが、そういう選手を統率し、士気を上げ、若手を我慢しながら起用してさらに優勝させるのは緒方監督だからできたのではないかと思う。

僕としてはマツダスタジアムに緒方監督の銅像を作ってもいいくらいだと思う。

最後に25年ぶりの優勝を東京ドームで決めた時の優勝監督インタビュー時の笑顔でおわります。お疲れ様でした。そしてありがとうこざいました。