環境問題とグレタさん | 幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

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 9月23日、ニューヨークで開催された国連気候行動サミットで、16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが世界中から注目されました。11日に発表となるノーベル平和賞の候補として、マララ・ユフザイさんを抜き史上最年少で受賞するのではないかと注目も集まっています。

 

 世界の指導者の前で怒りの演説は賛否はあるものの全世界に強烈なインパクトを与えました。グレタさんは、2018年8月に15歳の時に、「気候のための学校ストライキ」と言う看板を掲げて、たった一人でストライキを始めました。この運動は瞬く間に広がり、現在は全世界で100万人以上が参加する大きな運動になっています。

 

 グレタさんは、公共の場や政治家、議会に対しての率直で事実に即したスピーチで有名です。そのなかで彼女が「気候変動危機」に対応するための即時の行動をとるように強く主張しています 。

 

その内容で特に気になるのがCO2に代表される温室効果ガスが原因で地球温暖化による環境異変、環境の悪化が深刻になるため、CO2削減を早急に激減させることを主張しています。

 

この主張に対してロシアのプーチン大統領のコメントがあります。

「皆さんを落胆させるかも知れないが、私はグレタさんのスピーチへの賞賛に共感できない。環境問題を含めた今日の深刻な問題に注意を傾けるのは正しいが、子どもや10代の若者を自身の利益のために利用するのは非難に値する。現代の世界が複雑で多様であることを誰もグレタに教えていない。グレタは優しくて誠実な少女だと確信しているが、大人は未成年者が極端な状況に陥らないように全力を尽くすべきだ。」


 別な見方ですが、脱石炭火力に移行することをビジネスとして捕えると、国際エネルギー機関(IEA)は、パリ協定の目標に沿って地球の平均気温の上昇を抑制する前提で電力部門を脱炭素化するには2016年~2050年までに約990兆円の投資が必要としています。建物、産業、運輸の3部門の省エネを達成するには、2016年~2050年に330兆円程度の追加投資が必要と試算もあります。プーチン大統領は脱炭素化が1320兆円のビジネスチャンスであることに暗に示しています。「若者を自身の利益のために利用」していることを見抜いています。

 

 グレタさんが主張するような脱石炭化のエネルギーの代表としては、太陽光と風力発電ですが、世界全体のエネルギーにおいては7~8パーセントのシェアしかありません。自然エネルギーで最大なのは水力発電です。

 

 もし先進国が素直に脱石炭火力から自然エネルギーに変えていくと、先進国の工業・産業が一気に衰退し、国力が落ちます。そのためプーチン大統領はグレタさんの発言を素直に受け入れていません。

 

 世界的な経営者ゲイツは、蓄電池、太陽光発電、地熱、バイオ、融合などの新技術開発企業に投資を行っている反面、「気候変動への対処には、大規模に24時間発電可能な唯一のエネルギーである原子力が理想的であり、事故のリスクは技術革新により克服可能だ」として原子力発電を推進しています。

 

 地球温暖化問題は単純にCO2削減だけの問題ではない面があります。地球温暖化はCO2が増加する産業革命以前から始まっています。そして地球の歴史では温暖化と寒冷化を交互に繰り返しています。この説ならこれから寒冷化が始まると予想されます。

 

 また太陽との関係説もあります。地球の温暖化を引き起こしている原因は、二酸化炭素による温室効果ではなく、太陽そのものの輻射熱が高まっているためとする説です。巷で噂される超電磁波帯「フォトンベルト」によるものだとしてNASAは研究しています。

 

 地球温暖化の原因がCO2であるということはあくまで仮設であり、科学的に証明されたものではありません。若い16歳の少女が感情に訴え、世界中に衝撃を与えていますが、素直に従うわけにはいけない面があります。