猛暑対電力会社 予備率厳しい九州 | 幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

幸福実現党 こうの一郎オフィシャルブログ

幸福実現党 こうの一郎のブログです。

朝日おはようございます。本日も素晴らしい一日になりますことを、心より祈念しています。

今日も暑い一日になりそうです。昨日よりは幾分過ごしやすいようですが、熱中症に注意し、こまめに水分補給をしましょう。

今年も昨年以上に猛暑になりそうです。

気になるのが電力事情
特に九州電力はとても危ない状態です。

全国にある9電力会社のうち、自力で予備電力確保できないのは九州電力と関西電力です。

各電力会社の自力の予備率
北海道電力 9.2%
東北電力  7.5%
北陸電力  4.1%
東京電力  6.6%
中部電力  3.5%
関西電力  1.8㌫
中国電力  4.1%
四国電力  4.3%
九州電力  1.3%

九州電力と関西電力は東京電力から融通してもらうことで3%を超えることになっています。

ここで問題がいくつかあります。

ヘルツ変換の問題
 東日本と西日本ではHzが違うことです。東日本は50Hz、西日本は60Hzのため、そのまま電では使えなく、変換しなくてはなりません。

 全国で変換できる場所は静岡の3箇所で120万キロワットしかできません。しかもこれは緊急事態用です。

 全国各地での発電所のトラブルが同時に発生した場合などの緊急事態に備えているシステムです。

 今年は,東京電力から関西電力に38万キロワット、九州電力には20万キロワット融通するために、その枠の半分を使うことになります。

 もし発電所のトラブルがピーク時にあった場合、非常に危ないのがこの夏です。

東京電力に支払電気代
 当然、東京電力に電力を無償でもらうのではありません。電気代を支払わなければなりません。これを負担するのは、電力利用者の私たちです。がーんっ!

火力発電所の事故
 急な脱原発により、老朽化している火力発電所もフル稼働しています。火力発電から原発に切り替え、電力の自給率を上げ、安定電力供給の国策が一気に崩れました。

 九州電力も松浦火力発電所の事故があり、しかた無く東京電力から電気を融通してもらい苦肉の策でこの夏を乗り切ろうとしています。

ピーク時に発電トラブルが起きたら
 昨年のような猛暑で,もし発電トラブルが起きたら、節電ではなく、電気の供給が止まる事態が起きるかもしれません。そのときの経済的損失や人身的事故は誰が責任を取るのでしょうか。

 福島原発事故のとき,放射能汚染でなくなった方は一人も居ませんでした。しかし、福島原発が止まった為に、節電で熱中症で亡くなった方は何十人も居ました。この責任は誰も取っていません。

良識ある判断を
 今年の夏は,初めて原発の無い夏です。それがどれだけ無責任のことか。「ソウソクの生活にもどれがいい」と暴言を吐いた方も居ます。

 天の試練でしょうか。現代社会で電力が無い状態がどれほど大変か、分からない人たちに実体験を通しさせるしかないのでしょう。

 今年も間違いなく猛暑です。原発の無い電力の安定しない夏、覚悟しなければなりません。もし発電トラブルがあったら、日中に何時間も電気の無い状態です。

 35度以上の日に、電気が全く無い状態を想像してください。普通の人でも大変です。仕事もできないでしょう。ましてや病院に入院している人や高齢者の方がどうなるか。

 幸福実現党は一貫して原発推進を訴えてきました。選挙の時、自民党はじめすべての政党は原発問題から逃げました。今年の夏はその因果が来る夏になるなり可能性が大きいです。