大学生の頃初めてこの映画を見た時は、タイトルの意味がよく分からなかったのですが、今やもう首がもげそうなほど頷けてしまいますね、悲しいことに泣き笑い

 

依存心や執着を愛と勘違いして生きている人がいかに多いかということだなー。

今までの自分も含めて。

 

マーサ・プリンプトン(リヴァー・フェニックスの最後の彼女)演じるミランダとリヴァー演じるジェームズは、恋に落ち、自分たちだけで式を挙げて結婚までして(ジェームズがガチャガチャに何度もチャレンジしてゲットしたおもちゃの指輪を手にミランダにプロポーズするシーンが本当に可愛いのですラブ)、しばらくは幸せに暮らしていましたが、徐々にすれ違いから大喧嘩になります。

それをきっかけに、ミランダは自分がジェームズに依存していたことに気づき、ジェームズと一緒にやっていくことではなく、離婚してカントリー歌手になるという自分の夢を改めて追いかける道を選びます。

つまり、「愛ではなかった」と気づいたんですよね。

ちなみにミランダもジェームズもめちゃくちゃアダルトチルドレンです。

お互いがお互いに親を求めていたのです。

 

これってまさに私たちのことじゃん!!!

 

この映画も出会って20年以上好きでずーっと見続けてきたのですが、自分の世界観を映していたんですね。

 

先日年金分割の手続きで元夫と再会して、元夫の方から「なんとかまた一緒にやっていく方法はないだろうか」と話を持ちかけてきてくれました。

まだ私も心が安定しきってはいなくて、とても嬉しいと思ったのですが、同時に何か重さを感じてもいました。

元夫の方もそれは感じていて、「なんだか縛り付けるようなことを言ってしまってごめん、コノハには自由になってほしい」と言ってくれたのですが、「でも夫婦ってこんなものなんじゃないの?」とも。

 

この人の優しさが、もう自分だけのものではなくなってしまうということに身を切られるような辛さを感じましたが、思い切ってこう言いました。

 

また一緒に楽しく暮らせたらどんなに幸せかと思うけど、それはお互いが変わって全く別の人間になって、それでも一緒にいたいと思った時だと思うんだ。

今まではお互いがお互いに親を求めていて、見捨てられるのが怖くていろんなことを我慢していたから、時々大爆発して大喧嘩になっていたんだと思う。

あなたは私の自慢の元夫だし、夫婦ではなくなってもとても大切な人。

いつでもあなたの幸せを祈ってます。

お互い20年も一緒にいた親代わりを失うのは辛いけど、この痛みを乗り越えてそれぞれが成長できますように!

 

そうしたら、元夫も、その通りだね。と納得してくれました。

 

これからは「愛と呼ばれるもの」ではなく、本物の愛を見つけたいと思います!


元夫と一緒に食べたお寿司