【クリス松村のザ・ヒットスタジオ 2021年10月25日放送分】

 

毎日放送ラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」は、毎週月曜日深夜0:00~1:30に放送されていたけれど、2021年10月からは月1回1時間(毎月第3月曜日19:00~20:00)に放送時間が変更された(10月はイレギュラーで、第4月曜日に放送された)。また、来月11月はお休みで、次回放送は12月20日(月)となることが、本日の番組の最後に告知された。

 

①チェッカーズ「神様ヘルプ!」(1985)

作詞:康珍化 作曲・編曲:芹澤廣明。オリコン1位、1985年度年間44位。9枚目のシングル。

 

②アン・ルイス「六本木心中」(1984)

作詞:湯川れい子、作曲:NOBODY。オリコン12位、オリコン1985年度年間41位。

 

③サザンオールスターズ「怪物君の空」(1985)

作詞・作曲:桑田佳祐。傑作2枚組アルバム「KAMAKURA」D面3曲目(記憶ではA面かB面だと思っていたのだけれど、今ウィキぺディったら、D面で驚いた。人間の記憶はいい加減なものである)。大塚製薬「オロナミンC」CMソング。

懐かしい…。久し振りに聴いた。このアルバム「KAMAKURA」は、これまでの人生で最も数多く聴いたアルバムの一つである。駅前のレンタルレコード店でレンタルして、TDKのカセットテープ「AR」(ADよりワンランク上のやつね)にダビングし、発売直後から1年間ぐらいは、ほぼ毎日聴いていた。全曲好きで、全曲歌詞を覚えて、歌えていた。

この曲の歌詞は、当時の米ソ冷戦をテーマにしたものである。「♪喉が渇く 武器が重い お互いに向き合う 異常なSpace」、「世を論ずる前に手を」、「子に託す未来に目を」。そして、必殺のフレーズ「超やらせの愛のようなもんじゃ駄目ね」。そう、「やらせの愛のようなもの」で、世の中は変えられない。

 

④中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」(1985)

作詞・作曲・編曲:高橋研。オリコン5位、1985年度年間54位。日清「カップヌードル」CMソング。いい曲だけれど、正直聴き飽きている。

 

⑤本田美奈子「Temptation」(1985)

作詞:松本隆、作曲:筒美京平。オリコン10位。東芝「ファンヒーター/ホットカーペット」CMソング。フジテレビ系ドラマ「微熱MY LOVE」主題歌。

 

⑥マドンナ「イントゥ・ザ・グルーヴ(Into the Groove)」(1985)

全英1位(米国では「エンジェル」のB面だったため、ランクインしていない)。映画「マドンナのスーザンを探して」の主題歌。「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」(2021年版)において161位。マドンナは、「ボーダーライン(Borderline)」(1984)と「クレイジー・フォー・ユー(Crazy for You)」(1985)が好きである。

 

⑦荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」(1985)

オリコン5位、1986年度年間12位。この曲はカバーで、オリジナルはアンジー・ゴールのヒット曲「素敵なハイエナジー・ボーイ(Eat You Up)」。2017年に大阪府立登美丘高等学校ダンス部がコンテスト用の組曲に用いたことにより再注目され、リバイバルヒットした。

この曲は、何となく「バブル景気の象徴」的な扱いを受けているけれど、実はバブルとは関係ない。ウィキペディアには、「本楽曲がリリースされた1985年末から、本楽曲の注目が続いた1986年前半までは、全く以って「バブル期」ではない。」との記述がある。確かに「バブル景気」は1986年12月から1991年2月までの51カ月間と定義されており、この曲が流行っていた1985年年末から1986年にかけては、1985年9月のプラザ合意に端を発した円高不況期なのであった。

 

⑧山下達郎「土曜日の恋人」(1985)

作詞・作曲・編曲:山下達郎。オリコン22位。フジテレビ系「オレたちひょうきん族」エンディングテーマ。ちょうどこの頃、「ひょうきん族」を毎週土曜日の夜に楽しみに観ていた。この曲を聴くと、高校生だった当時のことを思い出す。あの頃の土曜日の夜のワクワク感がこの曲にはまだ残っているような気がする。山下達郎の曲の中で、五指に入る好きな曲。「80年代前半J-POPベストセレクション1」で選曲済。

 

⑨小林明子「恋におちて -Fall in love-」(1985)

作詞:湯川れい子、作曲:小林明子。オリコン1位、1985年度年間3位。TBS系ドラマ「金曜日の妻たちへIII・恋におちて」主題歌。徳永英明や稲垣潤一、JUJUなど、15組以上のアーティストにカバーされている80年代中期を代表する名曲。複雑な構成と凝ったメロディーラインがカーペンターズ(またはバート・バカラック)っぽく、非常に好きである。個人的ベストセレクション入り要検討。

 

⑩レベッカ「フレンズ」(1985年10月)

作詞:NOKKO、作曲:土橋安騎夫。オリコン3位、1986年度年間30位。日本テレビ系ドラマ「ハーフポテトな俺たち」のエンディングテーマ。大黒摩季や中川翔子など19組のアーティストによってカバーされており、この曲も80年代中期を代表する名曲。

クラスメイトの女の子がこの曲が好きで、歌詞の世界にキュンとなっていた。自分は、当時この曲の歌詞が分かっているつもりだったので、なんでそんなに共感しているのかその女の子のことが分からなかったのだけれど、今から思うとまだ子どもだったので、この歌詞の本当の意味がよく分かっていなかった(一般的に男の子の成長は非常に遅く、同じ年の女の子と比べてとても鈍感である)。ウィキペディると、NOKKOが中学3年生の時に初めてできたボーイフレンドで、ファーストキスの相手のことを書いた曲らしい。レベッカは「RASPBERRY DREAM」(1986)が良いと思っていたけれど、やっぱこの曲は外せないか…。個人的ベストセレクション入り要検討。