この週末、中国で目だった反日デモが無かった。喜ばしい。日中関係の改善はやはり双方にとってもメリットが大きく後退させるのはまずいという点で両国の政府は同意しているのであろう。すばらしい。

 

しかしながら、どうしても教科書問題だけは触れておきたい。Yahooのニュースによると、町村外相は24日のNHKの番組で、18日の唐家セン中国国務委員(前外相)との会談で、中国の「愛国教育」が「反日」につながる懸念を伝えたことを明らかにするとともに、「しかるべき調査をした上で、何らかの方法で日本側の考え方を伝えたい」と述べた。(唐家センのセンは王へんに「旋」) これは大きな一歩であると思う。

 

前回も述べたが、中国の日本批判はフェアではない。CNNにも書いてあるが、中国の歴史教科書には書いてないことがいくつかある。たとえば1989年の民主化運動。あるいは中国共産党の失敗がもたらした飢饉(ききん)で死亡した数百万人のこと。あるいは中国が攻撃を開始した中印紛争や中越戦争のこと。 自国の歴史を真摯に国民に伝えないのは中国政府ではないのか? 

 

日本も村山談話のみならず歴代の首相が何度も反省の意を伝えてきている。日本も過去を真摯に振り返る必要があるが、中国政府も同等に自国が犯してきた過ちを人民に伝える必要はないのか? 日本の過ちを伝えても結構だが、日本の戦後の国際平和貢献、自国の過ちも伝えてこそフェアであると思う。

 

日中の対等なより良い関係を築くために、町村外相には大いに期待します。