「大丈夫」 3回手の平になぞって飲み込む
とうとうこの日がやってきた・・・去年の秋から温めて温めて温めて
温めすぎて、行くのが勿体ないような変な気分の山行計画の実行
【総距離】 27.5km
【山行時間】 12時間20分
【累積標高】 2200m
行ってきたのは、台高縦走路の赤嵓山から派生する白髭岳へ続く
支尾根 高原地図では破線&コースタイムも不明のルート
去年秋に、白髭岳~登尾ルートを歩き、登尾から眺めた素敵すぎる
赤嵓山へと続いてる稜線に魅せられて・・・
冬の間も、呑気に雪遊びにかまけてるフリしてたけど
ちゃ~んと考えてたのさッ
北尾根白髭直登コースや登尾直登コース、千石山周回コース等々・・・
でも、結局の所は、東谷出合スタートのピストンという一番過酷で
ロングなコースを選んでしまうというね・・・しんどい人間じゃわ
そして、練りに練られた山モン史上最高傑作の山行計画が完成した
完成したからには、送信せねばなるまい
大魔王様~ 世の中GWですけどぉ・・・そんなの関係ねーーわ
休んでる場合じゃねーーーわ
(呑気に「山メシ2」とかしてる場合じゃねーわ)
気合入魂 行くゾッーー 5/3 決戦の水曜日~
(前置き長ェー 早くスタートしたらどーなん)
4:52 日の出も早なったな~ 東谷出合をスタートじゃ~
山モン的には東谷ルートは変化に富んだ楽しいルートやねんけど
この日は、この先が長すぎるモンで一気に小白髭まで
飛びますッ 飛びまッす
6:11 小白髭で、小魔王様と小山モン
小白髭を過ぎると、目の前にデーンと鋭鋒かっちょい~白髭岳登場
ちょっと惜しいけど ダイヤモンド白髭やし 今年の正月に
大和葛城山から見た初日の出も、そう!ココ白髭岳から上がってたな
この位置からのご来光ってどんなんやろ~なぁ~んて考えてる間に
6:53 白髭岳に到着や~ 2時間かぁ~ 頑張ったな
ちょっと、ガス&雲がかかってるけど、やっぱ、大普賢サイコー
白髭までは迷う事ない道やねんけどぉ~ こっからが大変道
去年も白髭直下の急斜面・・・行きも帰りも難儀してん
そして、ワタシは去年の秋、迷走に気付かぬまま迷走してたという
衝撃の新事実を、この日この時知る事となる
(本来の登山道は、斜面の急さは変わらんが険路ではなかった)
7:45 失意のまま大鯛山に到着 サッサと行こー オー
8:11 トラバースしちゃ危険な高尾山に到着や~
ピークからは見えてますよ・・・丁度、半分の第1関モンの登尾が
中々の特徴的山容で隠れてても結構すぐにバレちゃうねん
この日の関門は合計2個・・・その1個がこの登尾分岐に10時までに
到着しなきゃアウトーー もう1個は、その後・・・12時でタイムアウト
でも、このペースなら余裕だな
そして、余裕の9時前に登尾分岐を通過 ようやく念願の「右」へ
登尾分岐手前から展望が開け進むべき赤嵓への稜線登場
絶句・・・言葉にならねーー
(・・・って、ウソ・ウソ これでもかッちゅーくらい奇声あげてたで)
振り向けば、三角形の木の実矢塚の後ろは薊岳 そうなんか~
登尾分岐から直角に右折して薊岳~明神平への稜線と並行に
進んでく感じなのね~
もーーぅ、ずーーっとキレイ 戸塚山へのザレた稜線の歩きにくさも
ぜーーんぜん、平気1歩登っても半歩滑り落ちやけど全然平気ッ
(ただ、帰りのザレ下り・・・どーしよー と恐怖は感じてたけど)
9:26 戸塚山に到着~ 元気やねんけど、もうすでに5時間経過
赤嵓への稜線突入から、ちょっとずつ先行してたコースタイムが
計画に追いつかれつつあるねんけど、ま、元気に進もッ
9:46 高塚に到着~ もうすでに、名アリに名ナシのピーク達
いくつ超えてきたんやろー ずっと、1100~1200m前後の稜線を
ウロウロとアップとダウンを繰り返しつつ、いっぱい超えたでー
この後、恐怖の赤嵓直下の激登りも控えてるしな
高塚を超えた後は、名ナシのごんべーピークを2、3超えてくのかと
思いきや、地図には乗ってないピークがあったわ
10:01 桧塚谷高に到着~ 台高名物の「高」シリーズやんか
この後は、まだか、まだか、赤嵓まだか・・・と、ニセピーク超えの嵐
そして、いよいよの赤嵓直下の激斜面は・・・
木につかまりながらじゃないと登れないホンマにしんどい激登りやった
11:11 ゴールみたいに嬉しかった赤嵓山に到着したーー
台高縦走の時も通ったけど、赤嵓山頂なんて石楠花ブッシュの
なぁーーんもないピークやからね
それよりも、赤嵓登る前に見えてた赤嵓平・・・ソコ行こーー
歩いてきたルートの全貌が目の前にぃー3D地形図見てるみたい
気持ちいい~ 最高の場所やんかーでも背中チクチク痛いー
(やっぱ、雪の上じゃないとアカンな)
もう、帰りたくない~ ココでグズグズしときたい
稜線上から見える谷の風景も超絶キレイやけど、ココからの景色・・・
歩いて来たから感慨深いのか・・・超絶・感動なんですけどー
でも、行かなくちゃ ようやく折り返した所なんやから(つд⊂)エーン
それでも、名残惜しくて・・・グズグズ
それでも、仕方ないので、大魔王様のお尻ペンペンで、帰るッ
帰るッ 帰るッ 帰るッ 登った所は下り、下った所は登る
でも、帰りの方が写真撮ったりの足止めが少ないせいか・・・
疲れて黙々と歩いてるからか・・・
(イヤ・・・大魔王様は行きも帰りも変わらず喋ってる)
来た時よりも帰りの方が早いな・・・それが、また、ちょっと寂しい
そして、登って登って登ってーー・・・15:20 白髭岳に到着
最後の補給食で大普賢に乾杯
おにぎり1個で2時間もアップダウンしながら歩けるねんな・・・
(普段、如何に無駄に食べてるかが分かるな)
まだ気の抜けない下山が残ってるけど・・・頑張ったぞッ大普賢ー
振り返って白髭岳 また往路とは・・・一味違って見えるね
20km以上歩いて来て・・・まだこの攻めの下り ありえへん
白髭の後も、小白髭への登りもあったし・・・重ね重ね・・・しんどッ
それでも、ヤッタ感が凄すぎて軽快に下山する・・・そして、軽快に
ズル滑る 軽量化につきトレランシューズで行ってたから、まぁ~
よ~滑ったわ~ 自分が思ってるよりも足フラフラやしね
そして、とうとう・・・最後の瞬間が・・・
ありえへーーん 黄色はイヤや~
あぁ~、これでもう登らなくていい 下らなくてもいいんや~
5:00-17:00の計画ほぼ計画通りに下山出来たーー
無事に怪我なく明るい内に下山する事が出来て良かった
どーしても歩いてみたかった赤嵓山までの稜線は、想像以上の
素晴らしさで、出来れば牛歩で進みたい稜線だった
こうして、写真を見てるだけでも感極まってくる圧倒される絶景だった
そして、赤嵓山周辺は、アレ何??と立ち止まってしまうような
赤嵓平みたいな開放空間がたくさんあった
赤嵓山周辺の散策がしてみたいッ けど・・・赤嵓山到達が時間が
かかる山やモンな~ (またまた、地図とにらめっこの日々やな)
春はいいね 時間が長く使えるからいっぱい山の幅が広がる
(誰やねん・・・春は来んな!言うてたんは)
絶対、絶対、またクルネ・・・台高トトロ~