映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』を観に行ってきましたビックリマーク


タイトル通り、金融の闇を描くフィクションでしか描けないノンフィクションとのこと。

ストーリーは、世界にネットワークを持つ大手銀行の違法行為(マネーロンダリングや武器取引)を摘発すべくインターポールの捜査官(クライブ・オーウェン)とNY検事局の検事補(ナオミ・ワッツ)が巨悪に挑んでいきます。

この映画のモデルとなったのは、国際銀行BCCIのスキャンダル。
銀行業務を行う裏で、マネーロンダリングや核爆弾の提供を行って1991年にマンハッタン地方検事局に破綻させられました。

なぜ銀行が武器の提供を行うのか?
武器の提供→紛争→借金という構図を描くため。

なるほど~!
現実に今もどこかでこういった取引が行われているかもしれませんね・・・。


最大のみどころは、グッゲンハイム美術館での銃撃シーン。
ロケとセットでの撮影を融合させた迫力満点のアクションシーンです。
最後は、結局、悪の根絶は不可能なのかと重い余韻が残ってしまいますが、銀行の闇の部分を知ることができる社会派サスペンス作品です。