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近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

 

AIがバズワード化した今、中小企業経営者が考えるべきこと
最近、AIという言葉がすっかり日常会話にまで入り込むほどバズっています。

「AIが仕事を奪う」とか「AIで経営が変わる」とか、メディアや業界の話題には事欠きません。

ただ、こうした情報が過剰に広がると、特に中小企業の経営者は「うちも何かしないと…」と焦る気持ちになりがちです。

私も長年ITやDXに関わってきた経験から、この「流行に振り回される感覚」は何度も見てきました。

でも、大事なのは流行に踊らされず、自分たちの「軸」をしっかり持つことです。

AIも同じで、正しく理解して、自分たちに合った使い方をすれば、決して恐れるものではありません。

 

AIをどう見るか:魔法の杖ではなく、ただの道具
まず押さえておきたいのは、AIは万能ではないということです。どんなにすごいことができても、AIは「道具」に過ぎません。AIができるのは、膨大なデータを素早く分析したり、決められたパターンを予測したりすることです。感情を読んだり、相手の気持ちを汲んで対応したりすることは、今のAIにはできませんし、多分これからも無理でしょう。
人間らしい感性や創造力、つながりを生むコミュニケーションは、私たちにしかできないことです。これを忘れて「全部AIに任せよう」と考えるのは、本質を見失うことになります。

だからこそ、AIをどう使うか考える前に、「うちの会社の強みは何か」「自分たちがやるべきことは何か」をしっかり見直すことが重要です。

 

AIを使う前に、足元を固めよう
AIを導入するかどうか以前に、まずは自社の基本的な仕組みを整えることが大事です。例えば、日々の業務記録をしっかりと取ること。これはアナログでも全然OKです。書類や手書きノートでも、「どんな作業をしているのか」「どんな課題があるのか」が見える状態にするだけで、次に進む土台ができます。
また、仕事の中で「人間がやるべきこと」と「自動化できること」を分けて考える癖をつけることも重要です。

AIは万能ではないですが、効率化が得意です。特にルーティン作業やデータ分析はAIの得意分野なので、そこに使えばいいのです。一方で、顧客とのやり取りや、従業員同士のつながりを生む場面は、人間の役割を残すべきです。

AIをどこに使うかを見極める力が、経営者に求められます。

 

AIをツールとして楽しむ視点を持とう
私が「AI君」と呼んでいるのは、AIに親しみを持ってほしいという意図があります。便利なツールとして使いこなせば、それだけで十分なのです。例えば、採用活動では、AIで応募者のデータをスクリーニングすることで効率化できます。でも、最終的に面接で人柄を判断するのは人間の仕事です。
販売予測の精度を上げるために過去のデータを分析したり、問い合わせ対応でチャットボットを導入したりと、使い方次第でAIは経営を大きくサポートしてくれます。ここで大事なのは、「便利だけど、頼りすぎない」というバランス感覚です。

 

結局、軸をぶらさないことが大事
AIがどんなに進化しても、人間が求めるもの、そして人間らしさが求められる場面はなくなりません。経営も同じで、最新技術を追いかけるだけではなく、自社の本質を見極めることが成長の鍵です。つまり、「AIをどう使うか」よりも先に、「自分たちの価値や役割」を問い直すことが重要なのです。
流行の波に乗るだけではなく、あくまで自分たちのペースで、地に足をつけた経営を続けていきましょう。それが、AIを活用しつつも、軸をぶらさずに進む道です。