今もITは魔法の杖なのか?人類はIT社会に適応できるのか? | 近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

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「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

く 

 


 

 

昨日、ある友人とITの話をしていて確信に至った事がある。


今、ITを使う一般の人は、

大変苦労しているし迷走していることに改めて気づいた。


しかも、今回のコロナ危機でITに関心をもち新に使ってみようという人が急増した。


徐々にほとぼりが冷めてはいくだろうが、

如何せん、人間は総じて好奇心が強いし新しいもの好きだ。


ITという便利なものがあるらしい。

世界中の人たちの脳裏に焼き付いたようだ。

これから世の中がITで変わりそうだ。

どうやら、コロナ危機対策にも相当寄与しているらしい・・・。

こんな噂が飛び交っている。

 

この典型がZOOMだろう。


何とかの一つ覚えみたいに、たった2か月で、世界中の人がZOOMを知った。

私が普段お付き合いしている方々でもすでに半分以上がZOOMを使っている感じだ。


それに加えて、コロナ危機の最中にZOOMの情報セキュリティー問題が勃発した。

素人の人までが、

ZOOMは危ないらしい。

まことしやかにうわさが広がった。

一応専門家の立場で言うと、セキュリティに穴があったのは事実だろう。

程度問題はあるとしても。


ただ問題が顕在化した理由は簡単だ。


ZOOMのCEOにしてもこんな急に利用者が増えると思っていなかった。

世界の誰一人予測できない事態なのだから仕方がない。

そもそも、ZOOMは確かにオンライン学習などではコロナ前から人気だったが、

あらゆる用途に適応していたわけではない。

 

少なくとも今どきのスタートアップ企業の基本はリーンスタートアップである。

利用の拡大とともに機能の充実とセキュリティ強化という戦略だったと推察する。

今は、株価も急騰し結果企業価値が増大した。しばらく順風満帆だろう。


と思っている矢先に、

例のGAFAMやそれに続く企業がオンラインプラットフォームに一気に本格参入の気配だ。

IT系ビジネスの熾烈な争いは、今に始まったことではない。

私の立場としては、見ているしか他はないが、

一般の利用者はたまったものではない。

どれを使えばよいかを選択するだけで大変だ。

 

話は戻るが、

昨日の色々な相談というかITに関しての世間話の中で、自然とこのオンラインツールの話にもなった。


ちなみに、この日は先方のオフィスにお邪魔して、私がIPADを4Gでつなぎ、社員も2名が在宅でオンラインで同席した。

完全な自粛中であれば、もちろん、私もオンラインだが、昨日はいつものスタイルでMTGした。

ベトナムなどでの海外のビジネス経験が長いので、オンライン同席は10年以上前からの私たちの普通のスタイルだ。


完全にオンラインか全くのオフラインか?

私はオンラインとオンサイトと融合して使っているが、そもそも二者択一の話ではない。

それこそ、別ではやりのハイブリッドで良いのである。


アナログとデジタルを上手に使うことが一番なのである。

 

友人の具体的な悩みこんな感じだ。


ところで。近藤さんのこれは何を使っているのですか?とてもよそさぅに見えますね?

今、ZOOMかスカイプか何が一番良いのか迷っています。

 

これはですね国産のシャープの・・・と説明を詳しくし始めてやめた。

 

結論としては、使い慣れたものが一番です。

と結論を先にお伝えした。

 

ソフトウェアの世界ですから、機能的には大差はないです。仮にあったとしても、時間の経過とともに同じなります。

 

ただ、操作が随分違います。

 

こんな話をしながら、

ふと、最近の私自身のちょっとした苦労が蘇ったてきた。

今、オンラインセミナーサービスのBナビオンというサービスを行っている。

 

 

現時点でのプラットフォームはZOOMだ。

この1か月、毎日のようにZOOMを使っているとZOOMの操作がしっかり身についてしまった。


あとは、自粛中の完全オンラインの期間は、相手の要望に応じてスカイプ。時にはFacebookのfacetimeの場合もある。その他、相手が望めば相手の得意なツール合わせていた。

まあ、大変といえば大変だが、一応プロなので、何とかそうしている。

 

私は友人にこう続けた。

20年ほど前のITブームの時に、私自身がIT指南の現場で多用していた事例で説明したのである。


ITを車と考えましょう。

端的に言えば、車を自ら運転するか、乗せてもらうかです。

 

詳しくは後日触れていくが、

車とのかかわりで考えると、今どきのIT活用のポイントや付き合い方が見えてくる。



ITは魔法の杖ではありません。


20年前、だから中小企業のIT化が失敗するを上梓して、セミナーや講演などでもこのフレーズを繰り返し使った。

ちなみに、この時代は某首相がITをイットと発言した時と重なる。




当時の私のセミナーの対象はIT活用で迷走しITサービス会社に振り回されていた中小企業の経営者に対してだった。


今の私の気持ちは、そっくり同じ事を世界中の生活者に伝えてお役に立ちたい。

現実的には、まずは日本の老若男女の皆さんに、

ITは魔法の杖ではありません。とお伝えする必要があると痛感した次第である。


一晩考えて、早速、近々にオンラインを使ってのサービスを始めることにした。

”ITは魔法の杖ではありません。オンラインIT活用塾”


ご期待頂きたいと思います。