ビギナーさん着付けあるある(着物編)

最近、若い方が気軽に着物を着てみたいと当店のようなリサイクル着物店にお見えになることが増えました

着物を堅苦しいものと考えず、気軽におしゃれとして取り入れて楽しまれるのは大変うれしいことです

また、洋服と合わせて自由にコーディネートされるのも素敵だと思います

おそらく、SNS等で素敵な着物姿の方に憧れて・・・

ということが多いと思います。

が！

動画を見て独学で着付けをされている方、また格安着付け教室にちょっとだけ通った方は要注意！

貴女の着付け、本当に大丈夫ですか？

SNS等で素敵に着物を着ている方は、しっかりと着付けの基本をマスターされています。

着付けを習い、着物の基本を知ったうえて洋服などとコーディネートされています。

また、動画で簡単そうに短時間で着付けをされているのもありますが、

あの方たちは着付けの上級者で、

ちゃんと着付けを習い、

着付けをマスターされたのであのスピードで綺麗に着れています。

着付けのビギナーさんが動画を真似しても、同レベルの着付けは不可能です

着物警察にはなりたくないのですが・・・

着物警察の気持ちもわかります

正直、コーディネートは素敵なのに、残念な着付けの方、とても増えてます

特に多いのは、

「衣紋が綺麗に抜けていなくて、襟元がパカパカしている」

衣紋が綺麗に抜けないと、着物の襟が立ち、半襟の見えている部分が縦長になり、

首元がパカパカと開いてきてしまいます。

また、写真は襟の左右のバランスも悪いです。

着物の襟もしっかりと折り目をつけていないので、ふわふわしています。

こちらもビギナーさんあるある着付け（襟）

 

襟が詰まって半襟がほとんど見えない！

長襦袢の衣紋がしっかりと抜けていないのに、着物の襟をパカパカしないようにギュッと詰めるとこうなります

正しい襟袷はこちら↓

衣紋がしっかりと抜けていて、襟が肩に乗るように横になっています。

襟の処理がきちんとされていれば、胸元がパカパカすることはありません。

左が正しい着付け

右がビギナーさんあるある着付けです。

着物や補正、着付け小物は全く同じです。

次に目に付くのは

「おはしょりが綺麗に処理されていない」

ふわふわして、おはしょりの裾が水平になっていなかったり、長すぎるのもビギナーさんあるある↓

実は、これ、おはしょりの処理をちゃんとしていないからではなく、着物の巻き付けが上手くできていないことが原因でもあります。

また、着物のサイズがあっていないことが原因のこともあります。

正しいおはしょりはこちら↓

ピシッとお腹にそってまっすぐになっています。

他には

「背中のしわが取れていなくてシワシワ・フワフワ」

正しい着付けは背中にはほとんどしわがありません。

「裾が広がっている」

着物がしっかりと巻き付けられていないために、着物の裾がスカートのように広がっています。

　正しい裾はこちら↓

裾がキュッと締まって、裾にいくほど細くなっています。

※次回のブログではビギナーあるある帯結びをご紹介します。

私は見知らぬ方の着付けに、わざわざいちゃもんを付けませんが、

あまりに残念な着付けの方を見ると、いちゃもんを付けたくなる着物警察の気持ちも少しわかります

動画や大勢の着付け教室ではなかなか教えてもらえないと思いますが、

上記のあるあるは実はちょっとしたコツで簡単に良くなります

これらのあるあるがひとつでも当てはまった方！

着物警察によく逮捕される方！

ぜひこの講座を受けてください。

きっと着物警察は貴女に近づかなくなりますよ

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「着付けお悩み解決レッスン」は２名様以上でご希望の日時に開催しますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

（１名様の場合は９０分￥8000とさせていただきます。）

『ビギナーさん着付けあるある(帯周り編)』