行政書士のビジネスとしての魅力は、行政書士業務が商流の川上に位置することです。
ここで商流とは、案件が発生してから終了するまでの仕事の流れ(工程)になります。
商流の川上とは案件の発生源に一番近い位置を示します。
行政書士は商流の川上から仕事を取ることができます。
商流の川上から受任できると、価格の決定権や外部発注する士業や業者の選択権を持つことになり、いわゆる元請(ゼネコン)の立場で仕事ができるということになります。
例えば農地転用許可申請ですと、農地所有者(商流の川上)から行政書士が受任し川下へ仕事を流していきます。つまり行政書士から造成工事業者に転用工事を依頼したり、司法書士や調査士に不動産登記を依頼するという流れになります。転用する農地の周辺住民からの苦情の受付も行政書士が一手に引き受けることになります。元請は利益も大きいですがその分、責任も大きいです。