ロックよ、静かに流れよ
秋
DAYBREAK
Rollin’Thunder Baby
パズル
※MCはニュアンスで、メンバーの名前は中学生の頃呼んでいた呼び方で書きます(今でも同じ呼び方してます笑)
本当なら、30年前(1993.7.19)にこの場所でライブを行うはずだった男闘呼組。
当時はチケットが完売していたにも関わらず、中止。
からの活動休止。
高橋:またサンパレスに戻って来れるとは思わなかった。でも、俺達は今サンパレスにいる。31年分の想いを込めて、最後の男闘呼組を見せるよ
この言葉に、客席からは「おかえり」の声が。
「ただいま」「おかえり」の声が飛び交う会場の空気は、とてつもなくあたたかくやさしいものでした。
男闘呼組「解散」へ向けてのこのTHE LAST LIVE。
勝手に、シングル曲ばかりを中心にやるのかと思っていたら、前半戦はまさかまさかのアルバム曲攻撃。
オープニングは、高橋の昔と変わらぬパワフルな歌声に、拳を突き上げての大熱狂。
ヤバい......1曲目からめちゃくちゃ楽しい......
遥か遠い昔、成田昭次命(←死語)だったこの私。次に演奏された曲で更に熱は上がりました。
1st.アルバムに収録されている「ルート・17」と「ROLLIN’IN THE DARK」をまさか立て続けに聴けるとは。
そんなこと言ったら、あの曲もこの曲も全部「まさか」なんですけど(笑)
長女が横から「成田さんしか歌わんやんっ」と耳打ちして来ましたが、その通り。
この2曲は成田さんがメインの曲。
いまだに聴く、若かりし日の成田さんの歌声ももちろん好きなのですが、今の声で歌うこの2曲が色気があってものすごく良かった。
「ROLLIN’IN THE DARK」の巻き舌最高。
3曲目を終えると、エプロンを着け、赤ちょうちんを持って現れた耕陽君。
その時の爆笑の寸劇で、当時から大好きで今でもよく聴いている「赤ちょうちんでくらせ」を次にやるんだ!と、ピンと来てワクワク。
覚えている範囲で寸劇の内容を少し...
スカートをはいたギリシャの彫刻みたいな顔したクリスティ(岡本)を連れて、31年振りに実家に帰って来た息子(高橋)。母親(耕陽君)にふたりの愛を認めて欲しいと結婚を報告。
耕陽ママ:あなた、和也のことどれくらい好きなの?
クリスティ岡本:このくらい(とい言いながら両手を広げる)
耕陽ママ:たったそれだけ?後ろでくっつくくらいじゃなくて?(と言いながら背中の方にぐるりと腕をまわす)
クリスティ岡本:こ、このくらい(と言いながら負けじと腕を後ろにまわす)
耕陽ママ:ふたりの愛がどれくらいのものなのか見てみたいわ
と言う母親の言葉に、クリスティ岡本が高橋の顔を両手でムギュっと挟んでキス
わお!見てるこっちが照れる(笑)
その後、燕尾服のような黒いジャケットに赤いチェックパンツ姿の成田さんを見た母親が息子に尋ねる。
耕陽ママ:あの人は?
高橋:仲人さん
耕陽ママ:確かに仲人さんみたいなカッコしてるわね
そして、成田さんが耕陽ママの元へと歩み寄り、両手で顔をおさえてキス
わおわお!見てるこっちが恥ずかしくなるからマジでやめて(笑)
耕陽ママ:私とあなたがなぜ?仲人さんと私がおかしな関係になっちゃうじゃない!
そこでは、仲人さんが会場に居る2300人全員分のビールを注文してくれてみんなで乾杯🍻✨️
寸劇はもちろん、男闘呼組とファンが一緒に飲む設定での「乾杯」はただただ楽しかった。
曲本編では「あれから3年の月日は流れては行ったが」という歌詞を、「あれから31年の月日は流れては行ったが」と、思いっきり字余りで歌った成田さん。
私はうんうん頷きながら聴いていました。
次の「自分勝手」へ行く前には高橋がそれっぽいこと(←忘れた笑)を言い放ち演奏へ。
「わー!次は自分勝手だぁ!」と、どんどんテンションが上がって行きました(「TENSION」も歌って欲しかったよね)。
え? 今日はこうやって次に演奏する曲のヒントを出しながらがらやって行くスタイル?
え? 次は何ば歌うと?と、ドキドキ。
ここでは、デビュー前の思い出が語られ、今でも大好きな「Midnight Train」へ。
その話は、大分の村祭りに男闘呼組が出て大騒ぎになったというもの。おまけとして高橋が、その後芸能界に入ったある人に「あの時ボクあの場所に居たんです!」と言われて驚いたという話をしてくれました。
デビュー曲「DAYBREAK」にはジャケットもそれぞれに違う4曲のカップリング曲がありました。中3だった私は悩みに悩み「Midnight Train」が収録されたカセットテープを購入。
この曲が生で聴けて最高にしあわせでした。
MCを挟んで、こちらも「DAYBREAK」のカップリング曲「ロックよ、静かに流れよ」。
当時、映画「ロックよ、静かに流れよ」 のビデオを何度も繰り返し観ていたので、曲を聴きながら頭の中には映画のシーンが流れて来ました。
「まさかこの曲が聴けるなんて!」と、この日一番言ったのはこの曲でした。
耕陽君のkeyboard solo の後は、「男闘呼組といえばこの曲」という3曲。
TIME ZONE
秋
DAYBREAK
ここはもう異様な程の盛り上がり。
初めて生で聴く「TIME ZONE」がとにかく良かった。
「秋」は、その昔ベストテンやトップテンのTV出演時に、前奏で岡本が自作の詩を披露していたので、もしかして今日もある?と期待しましたが残念ながらありませんでした。
が、この曲では長女が私の耳元で「ダッブルデースティニー!」と大声で歌い大興奮(?)
たのむけんライブ中に笑わせんで( ᐪ꒳ᐪ )
ラストは男闘呼組のデビュー曲「DAYBREAK」。
高橋:俺達のデビュー曲知ってるか!?
私:知っとるさー!
じゃなくて!
そこは「DAYBREAK」って叫ばんば(笑)
と、自分にツッコミ、、、
気分は最高潮!!キタ━━٩(๑>∀<๑)۶━━!!
高橋:俺達のデビュー曲知ってるか!?
私:DAYBREAK!
高橋:俺達のデビュー曲知ってるか!?
私:DAYBREAK!
もー!何回言わすっと!?
めっちゃ楽しいやん(,,>᎑<,,)ウケ
絶対4〜5回は言ったよね?
いや、3〜4回だったか...
どの曲も最高に良かったけど、なんといってもやっぱりこの曲を生で聴けたのが一番嬉しかった。
成田さんのソロも、高橋のソロも、それぞれに大好きなのですが、1曲丸々そのふたりの声が重なった「DAYBREAK」はもうとにかく本当に好きで(先に演奏された「赤ちょうちんでくらせ」もまさにその二本柱)。
男闘呼組といえば、4人の声が織り重なった重厚感のあるコーラス。歳を重ね深みの増したその歌声も、要所要所で堪能することが出来ました。
ひとつ前の記事にも書きましたが、50を超えた4人の生演奏と生歌は圧巻で、31年の空白の時間を埋めるかのような気迫のステージ。
CDでしか聴いたことの無かった大好きな曲達を初めて生で聴くことが出来、心が震えました。
みんな、1年前に「音楽の日」にサプライズ出演した時よりもはるかに声が出ていて、隣で観ていた長女も「歌も演奏も本当に一生懸命なのが伝わって来る」と言っていました。
「男闘呼組」の演奏はここで終わり、アンコールへ。
* * *
また文字数オーバーのため、つづく...