今朝の軽井沢は、明け方に降った雪が、この冬初めて薄く
積もっていました。薄くだったので、日が差してくると、すぐに融け
ましたが、いよいよ冬という感じです。今朝は-5.3度、日中は
2.8度でした。それでも、12月になっても、ダウンを着れば歩く
ことができるので、幸いです。雲場の池も、木々はすっかり葉を
落とし、冬の装いになっています。鴨たちが元気に動き回って
いました。冬になっても、小さなリスちゃんは、ひまわりの種を
まいているので、来てくれています。
さて、昨日お伝えした、アフガンで襲撃されて、志半ばで亡くなった
中村哲医師について、様々なニュースが報じられています。
アフガニスタンの地元で、中村医師の写真を掲げて、100人以上
の人が、中村さんの死を悼んでいるニュースで、写真とともに
書かれていたのが「ドクター中村はアフガニスタンのために生き
アフガニスタンで死んだ あなたを守れなくてごめんなさい」と
いうものでした。いかに地元の人たちに愛されていたのかが
伝わってきて、胸を打ちました。国連もメッセージを発表して
います。親交があった上皇様ご夫妻も、中村さんの遺族に対して
宮内庁を通じて弔意を伝えられました。アフガニスタンのガニ
大統領は、これはテロだと非難しています。反政府勢力が、政府
にダメージを与えるために、外国人を標的にしたといわれていて、
中村さんが勲章を受けたりしたことから狙われたという見方も
ある、とのこと。アフガニスタン復興のために灌漑事業などを
行い、65万人がそこで暮らせるようにしたり、整備した公園には
中村さんの名前がつけられていたり、ほんとうにアフガニスタンの
人たちのために尽力してこられました。まだまだやりたいことが
あり、20年計画を作っていたという、尊い志を持ち、実践していく
力があり、人々に愛されていた中村さんを死亡させて、いったい
誰にとってプラスになることがあるのでしょうか。不毛が争いを
なくし、真の復興が実現することを願わずにはいられません。