このところ、まもなく退位される天皇陛下のニュースを、連日、目に耳にして
います。5月1日の天皇の代替わりを前に、朝日新聞社が実施した、全国世論
調査(郵送)で、「皇室に親しみを持っている」という回答が76%に上り、「過去
最高」になった、と報じられています。「皇室への親しみ」については、過去の調査
で、天皇・皇后両陛下の結婚直前の1959年2月の調査では60%、1978年12
月と1982年12月の調査では40%台に下がり、「親しみを持っていない」の方
が上回った、とのこと。天皇陛下が即位された直後の1989年1月には、54%が
「親しみを持っている」と回答。皇太子ご夫妻の結婚直前の1993年4月には67
%、1994年5月には71%に上がり、今回はさらに上回りました。男女別では、
女性が高く、40代以上すべての年代で80%を超え、特に55歳の雅子様と
同世代の50代の女性は84%で、世代を通じて最も高かった、ということです。
また、将来の天皇が退位したいとの気持ちを示した場合、「お気持ちを尊重して
退位を認めるべきだ」が61%、「状況に応じて慎重に判断すべきだ」が35%
でした。私が注目したいのは、女性天皇については76%、女系天皇についても
74%が、それぞれ認めてもよいと回答していることです。このまま男系男子に
限っていると、皇太子様が天皇になられると、それより若いのは秋篠宮様と悠仁
様だけになってしまいます。これだけ国民から親しまれている皇室を維持していく
ためには、女性天皇、女系天皇を認める必要があると、国民の多くが考えている
ことを、政府も国会も受け止めて、早急に対応してもらいたいと願っています。
昨夜から東京に来ていますが、今日は24度と、まるで夏のようです。軽井沢
では、ようやく先日の雪が融けて、桜も日向では蕾が見られますが、日陰では
芽も出ていず、若葉もまだという状態です。東京では、ハナミズキにツツジ、
マーガレット、エニシダなど花盛りで、いろどり豊かです。