塚田国土交通副大臣が、1日、北九州市であった福岡県知事選の自民党推薦

 

候補の集会で、副大臣室を訪ねてきた自民党の吉田博美参院幹事長とのやりとり

 

を紹介した中での「忖度」発言です。関門海峡で本州と九州を新たに結ぶ「下関

 

北九州道路」を巡って、吉田氏が「総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」と

 

言ったのに対して、「総理とか副総理がそんなこと言えません。でも、私は忖度

 

します。」と言い、事業化の調査費用を2019年度予算から全額国の負担とした

 

ことを、自分の手柄のように語ったものです。「私、すごく物わかりがいいんです。

 

すぐ忖度します。わかりました。」と言ったということです。森友・加計問題などで、

 

あれだけ問題にされている「忖度」を、自分から堂々というなど、呆れかえります。

 

集会で、何度も「忖度した」と繰り返した、ということで、一強政権で緩みきって

 

いる、としか思えません。当然のことながら、国会で追及が続き、塚田氏は、昨日

 

3日の内閣委員会で、「事実と反するので発言は撤回した」と陳謝しました。安倍

 

首相は、「すでに撤回し謝罪した。まずは本人からしっかり説明すべきで、そのこと

 

を肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」とかばう姿勢を見せています。菅官房

 

長官も、「厳重に注意を行った」と述べて、野党が要求している辞任論とは距離を

 

置いた、とのこと。しかし、自民党の幹部からも「辞任不可避の失言」という声が

 

上がっています。塚田氏は、参院新潟選挙区が地元で、この夏にも立候補を予定

 

しています。これまでにも、力の弱い政権なら辞任して当然の、多くの閣僚や官僚

 

の問題発言をかばい続けています。何を言っても大丈夫という、今の政権の空気

 

に危機感を覚えます。