千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さん(10)が死亡した事件を受けて実施

 

された児童虐待の緊急安全確認で、厚生労働省と文部科学省は、昨日28日、

 

児童相談所が在宅指導している3万7806人のうち、144人を一時保護、26人

 

を児童養護施設などに入所させ、合わせて170人を親と引き離す措置を取った

 

とする調査結果を公表しました。また、「虐待の恐れがある」と判断し、児童相談所

 

や警察と情報共有をした子どもが2656人、面会ができず、「虐待の可能性が

 

否定できない」として情報を共有した子どもが9889人に上った、ということです。

 

今後は、児童相談所などがリスクを判断して、必要な場合は一時保護や施設入所

 

につなげます。調査では、全国の小中学校や教育委員会で、2月1日~14日に

 

かけて欠席が続いた18万7462人の安否確認を実施しました。面会できた

 

16万7156人の調査結果が、上記のようになっている、ということです。この結果

 

について、児童相談所のリスク評価が甘かった可能性がある、という指摘もあり

 

ます。厚労省は、「必ずしもリスクが高いままほっておいたということではない。

 

安全確認のタイミングでリスクの高まりを把握できたケースもある。変化を把握

 

するのが大事」と説明しています。心愛さんの場合も、長期に学校を欠席していた

 

ことから安全確認がされていれば、命を落とすこともなかったと思われますので、

 

このように安全確認を行うことは大事だと思います。一方で、不登校の子どもが

 

いる家庭に、本人と会いたいという連絡が全国的に入っていて、不登校の原因が

 

学校や学校での友人関係などにあるので、子どもを脅かし不安に追いやっている

 

という指摘もあり、デリケートな問題ですので、そうした場合での配慮はすべきだと

 

思います。そのあたりの見極めが難しいということもあるのでしょう。学校、児童

 

相談所、保健所、警察などの連携が大事ですが、ひとりひとりが子どもたちを

 

見守る、多くの目を増やすことも大切だと思います。