競泳女子のエース、池江璃花子選手(18)が、体調不良で合宿先のオーストラリ
アから帰国して検査を受けた結果、白血病と診断された、と昨日12日、自身の
ツイッターで公表し、大きく報じられています。「私自身、未だに信じられず、混乱
している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。
・・・・・今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった
池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。」としています。
池江選手は、昨年のアジア大会の競泳女子で6冠を果たし、日本の競泳女子の
エースで、50メートル・100メートル・200メートルの自由形、50メートル・100
メートルのバタフライの日本記録を持っています。今回の白血病の公表には、
多くの方同様、私もびっくりしました。そして、選手を離れれば1人の18歳の女性
ですが、しっかりと病気を受け止め、前向きに克服しようとしている姿に、頭が
下がります。白血病は、血液のがんで、型がいろいろあり、2~3週間で診断が
ついてから、治療方針が決まるようです。練習していて疲れが抜けないなどから
早期発見につながり、体力のある若い世代ほど治癒率が早いということで、
まずはしっかり治してほしいと思います。治療には半年~2年位かかるということ
で、今年4月の日本選手権の出場は断念する、とのこと。来年の東京オリンピック
を目標にしてきて、それがどうなるか気にかかると思いますが、まずは治療に専念
してほしいし、周りも静かに見守れればよいと思います。同じく白血病を克服した、
俳優の渡辺謙さん、女優の吉井怜さん、サッカーの早川史哉選手などから激励の
ことばが寄せられていますし、同じ水泳など現役の選手からも多くのことばが寄せ
られ、池江選手が愛されていることが、よくわかります。残念なのは、桜田五輪
大臣の「期待しているのでがっかりしている」「1人リードする選手がいると、みんな
つられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配
している」という発言です。批判されていて当然の信じられない発言で、失言癖の
ある大臣ですが、このタイミングで、それを言うかと怒りがわいてきます。若いほど
治癒率が高く、子どもの急性白血病の場合、6~8割が治る、と専門家は話して
います。完治されることを、心から祈っています。水泳での活躍は、それからの話
だと思います。