特に都市部で、保育園が足りない現状の中で、自治体が、育児

 

休業を2年に延長してほしい、と主張していると報道されています。

 

これは、先月末に厚生労働省で開かれた、待機児童対策の首長

 

会議でのことです。待機児童の中でも、0歳児など低年齢の子ども

 

には、保育士が多く必要なので、この主張が出たようです。保育士

 

の配置基準は、0歳児は3人に保育士が1人、1歳児は6人に1人

 

です。年齢が上がるにつれて保育士の配置は少なくてよくなり、

 

4、5歳児は30人に1人になっています。保育士の確保が難しく、

 

人件費もかかることから、低年齢児は、自宅でみてほしい、ということ

 

なのでしょう。もちろん、長く育児休業をとって、子どもと過ごしたい親に

 

とっては、選択肢が広がってよいかもしれませんが、若い人の4割は

 

非常勤で、ワーキングプアーも多い現状では、生活が豊かな人に

 

限られてしまうと思います。以前に、安部政権が、3年間抱っこしほうだい、

 

と打ち出した時も、女性だけがキャリアが積めず、仕事をしていく上で

 

不利になる、などの理由で、反対が多く、あきらめたという経緯もあります。

 

今月25日に開かれた、厚生労働省の労働政策審議会でも、経営側からは、

 

女性のキャリア形成の重要な時期と重なるので、単純に延ばすのは疑問、

 

と反対の声があがりました。労働側も、延長分は男性に取得させるように

 

すべきだ、女性活躍はどうなったのか、など批判の大合唱になった、と報じ

 

られています。当然の反対論だと思います。持ちたい人が安心して子育て

 

ができ、仕事と両立できるように、政策も財源も総動員しないと、国勢調査で

 

初めて人口が減少した日本、超少子高齢社会の日本で、少子化は止まらず、

 

働き手も毎年1%ずつ減っている現状を変えることはできないと考えます。