安倍総理が、衆議院予算委員会や、TV出演などで、改憲発言を強めています。


TVで、夏の参院選で、憲法改正に必要な3分の2の議席をめざす、と発言して


以来、国会でも連日のように、改憲発言を繰り返しています。3日の衆院予算


委員会では、「戦力の不保持」を定めた憲法9条改正の必要性にも言及しました。


「7割の憲法学者が自衛隊に憲法違反の疑いを持っている状況をなくすべきだ


との考えの下で、自民党の憲法改正草案を発表した」と述べました。ここで憲法


学者を引き合いに出すのは、昨年の安保関連法案の質疑の際に、憲法学者からの


違憲という指摘に耳を貸そうともせず、憲法学者より投票で選ばれた国会議員、


特に総理が決めることだ、といった趣旨のことを言った人の発言とは、思えません。


その場の都合で、使い分けているとしか思えません。憲法は、権力をしばるために


ある民主主義の根幹ということを認識しない発言もたびたびあります。自衛隊の


存在の現実に合わないから憲法改正、ということでよいはずがありません。


甘利元大臣の辞任でも、支持率が下がらなかったことで強気になっている、という


見方もあります。憲法は、手を触れてはいけないものとは思いませんが、国民の


間で、どこを変える必要があるのかないのか、時間をかけて議論すべきです。


数の論理で、強行採決をしている安倍政権の下での憲法改正は、危なすぎます。


夏の参院選、衆院とのダブルもねらっているともいわれますが、今年の選挙は、


民主主義を守るために、大事な選挙になる、という思いを更に強くしました。