政府は、社会保障と税一体改革で、3党合意によって成立した、子ども・子育て
新制度を、ほぼ予定通り実施する方針を固めた、と報じられています。消費増税
を財源に、充実させる予定でしたので、10%への増税を1年半先送りして、
どうなるのか心配していましたが、ひとまず、よかったと思います。高齢者に、
子どもの17倍もの社会保障給付費がいっているのを、子ども・子育て支援を
充実することで、少しでもその差を縮めたいと考えていました。政府は、2015年度
予算案に約5000億円を計上すろということです。これによって、量を増やすだけ
でなく、保育士や児童養護施設職員の配置基準の改善など、質の向上も進める、
としています。改革の考え方の中では、消費増税からの7000億円と、ほかの予算を
やりくりして、合わせて1兆円超を、子ども・子育て支援にあて、4000億円は量の
拡大に、6000億円超は質の向上にあてることに、してありました。5000億円は、
その半分ですから、ほんとうに量も質も改善ができるのか、ちょっと計算が合いません。
安倍総理も、子ども・子育て支援は、予定どおり実施する、と発言していますので、
しっかり対応していただきたいと思います。どのように実施していけるか、注視して
いきます。