御嶽山噴火による、登山者の被害は、時間がたち、状況がわかるにつれて、


酷いものになっています。29日午後、山頂付近で、新たに心肺停止状態の


5人が確認されました。これまでに、登山者4人の死亡が確認され、心肺停止


状態の人は32人になりました。自衛隊と県警、消防が、今朝早くから山頂付近で


捜索・救出活動にあたりましたが、有毒の硫化水素ガス濃度が上がったため、


午後1時半すぎに、捜索を打ち切りました。今日は、心肺停止状態の8人を


ふもとまで搬送しました。なぜ、このような大惨事になってしまったのか。


ちょうど紅葉シーズンの土曜日で、多くの登山者が登っていたこと。また、


時間が午前11時52分と、ちょうど昼時で、多くの人が、昼食をとっていた


ことが、あるようです。それにしても、今月中旬から増える傾向にあった


火山性地震によっても、予知ができなかったように、火山対策は、進んでいる


とはいえない状況です。これだけの犠牲者が出たのは、1991年の長崎県の


雲仙普賢岳以来です。全国には110の火山があり、そのうち気象庁が常時


監視しているのは47火山と半数におよばず、また、監視していた御嶽山でも


予知できなかったわけです。まれにしか起きずに実証的な研究が進みにくく、


大学などの研究現場で、火山研究者は減少し続けている、ということです。


これだけの火山国の日本で、政府は、火山の観測・研究を強化し、被害を


軽減する政策に力を入れていくべきだと思います。ここ軽井沢も、浅間山の


噴火を何度も経験していて、人ごとでは、ありません。