2014年度予算が、20日に成立しました。1強多弱の国会情勢の中、野党の


足並みもそろわず、スピード成立になりました。14年度予算の総額は、過去


最大の95.9兆円、それに13年度補正予算の5.5兆円が加わります。4月の


消費税増税によっても、景気が悪くならないように、公共事業にたっぷりと予算が


組まれました。民主党政権の時には、コンクリートから人へ、ということで、公共


事業を減らし、12年度は4.6兆円でした。その後、安部政権では、12年度補正と


13年度予算で7.7兆円にしました。自民党では、国土強靭化の方針や景気対策


の名目で、2年連続して公共事業費を増額しています。予算をつけても、現場では


高齢化で技術者が不足し、建築資材は高騰、震災復興に加えて、東京オリンピック


関連事情もあり、公共事業の入札では、引き受け手のない「不調」になるケースが


目立つ、ということです。まず金額ありきで、効果が疑われる事業が含まれていると


みられているのに、国会で十分な審議が行われたとは、言い難い状態です。予算


成立後は、集団的自衛権をめぐる議論になるとみられ、目が離せません。


公共事業とは、直接関係ありませんが、軽井沢では話題になっている、千ヶ滝の


ビル・ゲイツ氏が建てているといわれる、広大な建物の横を通り、走る車の中から


左手の丘の上の部分全体のごく一部ですが、写真を撮りました。迎賓館にするのでは、


といわれています。