NHKの籾井会長の発言については、これまでにも書いてきましたが、昨日
国会審議で明らかにされた、10人の理事から、辞表を預かっていた、という
ことは、それによって現場に言うことをきかせよう、上から押さえつけようとして
いることの表れで、公共放送のトップとして、その資質に欠けることは、歴然と
しています。これまでは、資質に欠けるのではないか、という指摘にとどめて
きましたが、辞任すべき、と言わざるを得ません。会長に就任直後に、理事全
員に、日付を空欄にして辞表を提出させていた、というのですから、従わなけ
ればくびにするとしているということで、ボルトとナットを締め直すと、就任会見
で話したのは、こういうことだったのかと思います。公共放送であるNHKは、
不偏不党で公平中立であること、民主主義のために資すること(様々な考え方
を報じること)が放送法で定められています。
会長への就任会見での発言については、私見を述べたと、責任回避をしていま
すが、それについても、「失言をしたのでしょうか」と経営委員会で述べているよ
うに、反省はしていません。連日、国会に呼ばれていて、平常業務に支障が出
ていると思われます。昨日の委員会で、会長に合わせて答弁してほしいといわ
れていたようですが、理事が事実を述べたのは当然のことです。NHKの執行部
である理事達、そして働く職員の労働組合である日放労をはじめ、放送に真剣に
取り組んでいる人たちが、声をあげ、行動すべき時だと思います。国会でも、経営
委員に政権の意向が反映されることを防ぐ方法も含めて、議論してほしいと思い
ます。