さとうせんべい | 草加せんべい店 あられ店長のブログ

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埼玉県草加市にある草加せんべい店「小宮のせんべい」の店長日記。
「むしろ」による天日干しと一枚一枚丁寧に手焼きで仕上げた本場の草加せんべい。
お米の味がするのはもちろん、お米の甘味をお楽しみください。

今日は「さとうせんべい」と「抹茶せんべい」を仕上げました。

半面がお砂糖、もう半面がお醤油の甘辛なおせんべいです。

焼きたてのおせんべいの半面に一枚一枚刷毛でお醤油をつけます。

そして後日もう半面にお砂糖と抹茶を混ぜたお砂糖をこれまた一枚一枚刷毛で塗っていきます。

 

十数年前復活させた「さとうせんべい」。それ以前は私の祖母がさとうせんべいを仕上げていたのですが、その祖母が亡くなってからは「さとうせんべい」は作っていませんでした。

私がせんべいやになって「さとうせんべい」を復活させよう!!と嫁にいくまで「さとうせんべい」を作っていたという都内に住む叔母を呼び寄せ、さとうせんべいの作り方を教わりました。

幼いころ、祖母が「さとうせんべい」を作っているのは見ていたので何となくやり方は知っていたのですが、いざやっていみるとまあ、難しい。

砂糖を煮るのですがどのタイミングでせんべいにつけるのか、その見極めが全くわからない。

しかも、幼いころ祖母に「熱いから来ちゃダメ!!」と強く言われていたけどこれがまあ、熱い。しかも手にはねたときとっさに拭いてしまうんですが熱い砂糖が伸びてしまうので火傷の範囲が広がってしまうんですよね。

 

 

当時は失敗と火傷の連続でした。今もたまに火傷してしまいますが・・・。

でも火傷に強い味方を手に入れてからはそんなに怖くなくなりました。火傷してもそれを塗るとすぐに治るんです。

重度の火傷でない限りはそれで大丈夫です。

 

そんなこんなでここ数年やっと砂糖の見極めができるようになり、失敗もかなり減りました。

未だにゼロではないんですけどね(^^;

 

 

さとうせんべいを復活させて5年くらいたってからですかね。

抹茶せんべいも作ろう!!と試みました。

さとうせんべいと要領は同じなんですが、見極めがさとうせんべいよりさらに難しいんです。

お砂糖の時だけとは全く違うんですよね。

抹茶せんべいを完全にマスターするにはまだまだかかりそうです。