おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。


今回は、売場レイアウトの基幹となる主通路の設定について書きます。

 

 

 

主通路とは?

 


主通路とは、来店したお客様の8割が歩く通路のことです。


主通路は、売場の中でもっとも広く、真っ直ぐで売場の奥まで続いているのが必要条件です。


真っ直ぐな理由は単純です。曲がっていると歩きにくいからです。また、奥まで見えないとそこで売場が終わったと勘違いされ、引き返されてしまうからです。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ主通路が必要なのか?

 


なぜ主通路が必要なのでしょうか?


それは取扱商品をできるだけ多く見てもらうためです。


なぜ、取扱商品をできるだけ多く見てもらう必要があるのでしょうか?


それは、それらの商品が必要になった時、私たちの店に来てもらうためです。


そのためには、商品を扱っていることをお客様に知ってもらわなければならないです。


多くの人が歩く通路があるなら、そこにすべての取扱商品を並べると、より多くのお客様に商品を見てもらうことができます。お客様は見えない商品を知ることはできないし、まして、知らない商品を買うことはできないのです。

 

 

 

 

 

 

 

主通路の型

 


主通路の型にはいろいろあります。I字型、T字型、コの字型等々。しかし、これらのほとんどの主通路は使い物になりません。使い物にならない主通路なのに、よく使われているのは次の2つです。

 

 

 

 

 

 

 

I字型

 


うなぎの寝床と言われる、間口が狭く、奥行きが広い店に採用される主通路です。しかし、この主通路は問題だらけです。


この主通路はどこに設置しても難しいです。たとえば、中央に設けると入口の両方の壁面売場が死にます。かと言って、片方の通路に壁に寄せるともう片方の壁面売場が死にます。

I字型主通路を採用すると売れなくなると言っていいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

T字型

 


T字型は、出入り口が売場の中央にある場合に採用されるレイアウトです。


主通路は出入り口と直結させる必要があります。なぜなら、主通路は来店したお客様のうち、8割のお客様に歩いてほしい通路だからです。そのためのもっとも単純な方法が主通路と直接つなぐことです。入口が中央にある場合は主通路を中央に設けるのがカンタンです。


しかし、T字型主通路はお客様の回遊性を上げるのに苦労します。回遊性とは、売場を隅々まで歩いてもらうことです。


T字型主通路の場合、片方の壁面売場から、もう片方の壁面売場へ行くには、今来た通路を引き返してもらわなければなりません。しかし、お客様は飽きやすいです。一度「見た」と思った売場は早足に通り過ぎてしまいます。一度飽きさせたお客様を売場にとどめておくのは難しいです。お客様はもう片方の壁面売場に行くのではなく、店を出るという選択をしてしまいます。


したがって、T字型主通路を採用する場合は、両サイドがまったく異なる顧客ターゲットの売場にするしかありません。たとえば、右側が男性向け商品、左側が女性向けと言った具合に。このような売場構成ならT字型主通路でも運用できます。


しかし、そのような明確な切り分けができない商品を扱っているならT字型主通路は採用すべきではありません。

 

 

 

 

 

 

 

主通路はコの字型一択

 


主通路のレイアウトは300坪未満の店なら、コの字型一択です。


この主通路の場合、両サイドの壁面売場に通路を通せば、壁面売場を生かすことができます。壁面売場はデッドスペースになりやすいのですが、壁面に主通路を通せばデッドスペースにはなりません。なぜなら、主通路は来店したお客様の8割が通る通路だからです。


また、壁面から売場の奥まで通せば、お客様が歩く距離は長くなります。コレが前回のブログ記事、売場作りの方程式で説明した導線長です。導線長が長くなればなるほど売上は上がります。


I字型主通路は、中央に什器を設置して、細長いコの字型にした方が入口の壁面売場に人がたまります。中央に設置する什器はゴンドラ什器より、フック陳列用の什器がいいでしょう。この方が通路幅を確保できるからです。主通路は売場の中でもっとも広い通路だということを忘れてはいけません。


T字型主通路は、入口を入った場所をレジ、サッカーにして、中央を通り抜けしづらくして、壁面の主通路に誘導するようにすればコの字型主通路として運用できます。

 

 

 

 

 

 

 

評価は数字でしてね

 


主通路だけに限らないですが、売場レイアウトを変更した場合、評価は売上と粗利で行なってください。


変更前と比べて、売上と粗利が伸びた時だけが成功です。くれぐれも、見通しとか、居心地とか、流れとか言う、数字で検証できないことを以て成功としないでください。


なぜなら、数字で検証できないことは改善できないからです。改善するには数字が必要なのです。