ほんのり笑えてじんわり泣ける映画でした。
松尾スズキの出番のときだけは爆笑してしまったけど。

松田龍平という俳優は、色気があるけど女の影がみえない俳優ですね。
彼の出演映画をなぞっていくと、いつも「男に囲まれている」印象が強いです。
そのせいかな?

北野たけしの映画と相性がいいかもしれません。いずれ出るんじゃないかなぁ。

この映画を観ていたら途中で「どろろ」を思い出しました。
手塚治虫の漫画「どろろ」です。

百鬼丸が瑛太でどろろが松田龍平。
百鬼丸は身体が全部つくりもので悪霊を倒していくたびに人間の身体をとりもどしていきます。
どろろは(本当は女の子)百鬼丸の弟分ぽいけど、実は百鬼丸はすごくどろろを頼りにしている。

瑛太扮する多田はは少しずつ「いいこと」をして罪悪感をへらそうとしている。
松田龍平扮する行天は頼りなさげだけど、多田はすごく彼に救われている。
テレビドラマの方も見ておけばよかったなぁ~