こむぎ畑 お: 『赤ちゃんたちも順調に元気に育って何よりだなぁ』


こ: 『おかげさまで。 寝ているかオッパイ飲んでるかだけだったのに。モゾモゾとホフク前進で動くようになり、まぁ、かわいい!なんて思っていた時が懐かしいいですわ』


お: 『まったくだ。仔犬の成長ってビックリするくらい早い!』


こ: 『キューキュー!言ってたはずなのに、今では いっちょ前に ”ワン!” なんて言っちゃいますモンね』



こむぎ畑 お: 『威嚇するような ”ウーー”なんていってみたり ”ウウ、 オーーーン” って遠吠えしてみたり ”キャン” だか ”ワン” だかわかんない声だけどかなり勇ましい鳴きかたするよな!』


こ: 『あっちこっちでキャンキャンいうモンで、そのたんびあたしはウロウロしっぱなしです。特に2匹の雌が、す~ぐに鳴くから落ち着いて寝てられないんです』


お: 『ほ~んと、仔犬に負けず劣らずおまえもよ~く寝てるもんなぁ。』


こ: 『朝な夕なに、起こされるモンで疲れちゃって・・・』


こむぎ畑 お: 『わかるわかる。ヒトも犬も同じだね。カミさんもせがれやむすめが生まれた時ャ、一生分寝溜めしてんじゃねー?ってくらい寝てたんだから』


こ: 『おやじさん!』


カミさん: 『・・・』


お: 『おっと!そ、そ それだけ子育てって大変だってことだよ!なぁ、こむぎ!』


こ: 『ほ、ほ~んと。へとへとですよ』



こむぎ畑 お: 『それにしても、おまえ、痩せたなぁ』


こ: 『ごはんは、いつもの2倍以上食べてるのに さすがに5匹の赤ちゃんにのべつまくなしに吸われたんじゃさすがのあたしも痩せますわ』


お: 『赤ちゃんたちが加速度的に大きくなってるモンな。目が開いて、ヨチヨチながら歩き始めて・・・こないだなんか、こむぎの散歩から帰ったら ”1匹いない!” ってあせったけどちゃっかりクッションの上で寝てたモンな』


こ: 『はい。あん時はチョー焦りました』



こむぎ畑 お: 『お産箱の柵を乗り越えて脱走する回数も増えてきたモンな。うるさいあかちゃんにうんざりしてるのか、おまえ、オッパイ以外はお産箱にほとんど入らなくなったし・・・このコたちが駆けずりはじめたら大変なことになるぅ!って想像しただけでも・・・コワイ』


こ: 『頼りにしてますよ!おやじさん!』


お: 『おっ、おお!・・・。 なんて思いながらも、この赤ちゃんたちがこむぎのあとをヨチヨチと追う日が近いのを楽しみにしているおやじなのです』