世田谷区胃内視鏡検診

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区民の胃癌による死亡率を減少させる目的で、目黒区に続き、世田谷区も平成29年10月より胃癌検診の一環として胃バリウム検査、胃癌リスク検診(ABC検診)に加えて胃内視鏡による検診が始まりました。対象は50歳以上の方ですが、除外者、禁忌の方もいますので注意して下さい。50歳以上の方に胃癌内視鏡検診の受診票が送られてきます。当院でも検診事業に参加しています。経鼻内視鏡を主に検査を行います。毎週、木曜日と金曜日ですが、一般診療での内視鏡検査日に空きがあれば検査可能です。詳しくはお電話下さい。

溶連菌感染症

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ここ3ヶ月間は感染性胃腸炎も多いですが、溶連菌感染症の患者様がほとんど毎日の様に出ています。ほとんどがA群β溶血性連鎖球菌によるものが多く、当院ではA群β溶連菌迅速試験で15分で判定しています。咽頭痛で来院される方がほとんどで、発熱のない時もあり、典型的な発疹、いちご舌の症状を認めない患者様も多く、やはり確定診断は咽頭粘液からの溶連菌迅速試験が必要になります。診断後は抗生物質の治療が必要です。治療はペニシリン系薬剤が第一選択になりますが、アレルギーがある場合はマクロライド系やセフェム系の薬剤も感受性があります。ただ使用期間は7〜10間継続して内服が必要です。今後も流行する可能性があります。感染予防のため手洗い、うがいは続けて下さい。
ピロリ菌を除菌すると消化性潰瘍は70%は減少する。胃癌は40%減少する。ディスペプシア症状は10%とれると言われています。それゆえピロリ菌除菌療法は積極的に行う事が勧められています。保険診療による条件ではピロリ菌除菌前にはピロリ感染胃炎と診断が必要です。そのためには、まず胃内視鏡検査によって胃炎の確定診断が必要です。その後、感染診断として迅速ウレアーゼ試験、ピロリ抗体測定、組織鏡検法、尿素呼気試験、培養法、便中ピロリ抗原測定などがあります。以上よりヘリコバクターピロリ感染胃炎と診断された場合に除菌療法を行います。除菌療法は一次除菌としてプロトンポンプインヒビター(制酸剤)、アモキシリン(ペニシリン系抗生物質)、クラリスロマイシン(マクロライド系抗生物質)の3剤を7日間内服します。しかし現在、クラリスロマイシン耐性菌が約30%認められています。そのため一次除菌不成功の場合、クラリスロマイシンに変えてメトロニタゾールを使用した二次除菌療法を行います。除菌が成功しても萎縮性胃炎などの場合は、やはり胃の粘膜の細胞異形もあり定期的な胃内視鏡検査が必要と思います。当院ではヘリコバクターピロリ感染胃炎に対して積極的に検査。治療を実施しています。御相談下さい。