僕ははっきり言えば、
襲撃されても仕方ないと思っている。
みんな暴力がどういうものなのか解っていない。
暴力には暴力が返って来る。
シャルリー・エブドの、
執拗なイスラム教徒に対する嫌がらせは、
言論でも何でもなくメディアを用いた暴力だ。
例えば。
大人しい犬に対して、
執拗に嫌がらせをして噛み付かれた場合。
やっぱり世論は犬を責めようとする。
でも責任は、
犬に嫌がらせをし続け、
噛まれるという事態を招いた側だと僕は思う。
噛まない犬も居る。
確かに今回の件でも、
過激な行動に出なかった温厚なムスリムは居る。
むしろその大多数がそうだったかもしれない。
それが人間と犬の差とも言えるのだけれども、
忘れないで欲しい。
多くのムスリムは、
シャルリー・エブドの預言者に対する中傷に対して、
不快に思っていた人間の方が大多数だという事を。
人がとても大事にしている事がある。
その事を理解せずに自分の主義主張で踏みにじる。
欧米人が人類の歴史の中で繰り返して来た事だ。
日本人の和の心は、
彼らの心の痛みを理解出来る筈だ。
そして今回の報復の犠牲になった人間の遺族の心の痛みもだ。
だから僕は毅然として訴える。
人の心を踏み躙る行為を続けたら、
命を奪われる事もあるんだという事を。
命と心は同じく尊いものだと思うから。