昨夜作った
ふわふわチキンの香り揚げのアレンジ版
海老とホタテのふわふわ揚げ。



一見上手く行ったようにも見えるのですが
実は、衣が目的とは今一つ違い
天ぷらの牛乳風味
みたいなことになりました。

ただし、味は美味しいんですけど。

本来この料理は
キノコ嫌いな子供をに食べさせるため
細かいみじん切りにした椎茸とハム、ネギを
衣にたっぷり混ぜて揚げる
という料理です。

で、私もそんな風にした
つもりが!!

みじん切りにした具が
小麦粉と卵、牛乳を混ぜた衣液の中に
沈んでいくではありませんか( ̄▽ ̄;)

あんなに頑張って細かく切ったのに
全然海老に絡まないんですけど(◎-◎;)。

衣液自体も何だかシャバシャバしているし(涙)。



サツマイモの薄切りという
割りと面積の広い食材に載せて
揚げ鍋に沈めようと試みました。

水平をなるべくキープして
そろりそろりと
鍋はだに近づき

ちょいと傾けた瞬間

途端にサツマイモは滑り台と化し
みじん切りたちはシュルッと油の中に滑り落ち
結局食材とみじん切りの具は
別れ別れの運命に。

おかしいなぁ…

みじん切りがおおざっぱ過ぎたか?
卵の大きさによって
牛乳で衣のかたさを調節しないといけないかもと言ってたのを
分量通り入れたからか。

いくら考えたってわからないので
朝、中村シェフに聞いてみました。

すると
昨夜、もう一度中村シェフも
ご自宅で試作されたらしく
この分量で間違いはないと。

では
考えられることは何か…

OAの30分前。
「衣、よく混ぜましたか?」
と作業中、手が話せない御自身に代わって
フロアディレクターさんが言付けを伝えてくれました。

天ぷらの場合はさっくり混ぜるところ
この衣はしっかり混ぜないといけないんだとか。

まず小麦粉と牛乳の段階で泡立て器でしっかり粘りを出し
卵を入れてさらに。

ここまでで粘りを出すことがふわふわの衣に繋がり
粘りの要因グルテンが出ることで
油が中に入ってくるのをブロックしてくれて
油っこくない揚げ物になるんだそうな。

なるほどひらめき電球

シェフにとってはあまりに当たり前のことだったため
なんで私が失敗するのか
不思議で仕方なかったに違いない…^^;。

一生懸命解明しようとしてくださって
有難うございましたm(__)m。


ちなみに
シャバシャバ過ぎて
みじん切りだけが残ってしまったので

衣液に小麦粉を足し
具の少ないお好み焼き風にしてみました。


これは改良の余地ありも
なかなかイケる!!

中に桜えびとネギを入れて
ごま油で焼けば
チヂミとしてかなり美味しいはず!!

ということで
余った衣は?という質問を
あえて加えて頂きました(^^)。

このレシピは色々な余白があり且つバリエーションもきく
素晴らしいレシピ。

夜中試作が出来る度
叩き起こされて食べて下さった
お婆様はじめシェフのご家族の皆さま、
御協力有難うございましたm(__)m。