公立中学生で不登校。
札幌では進級の時期、学校から
「進級判断のため、校長面談に来てください」
と言われることがあります。
校長面談…?
何を聞かれるのだろう?
子どもは緊張してしまうから学校に行けない。
進級できなかったらどうしよう?
と不安になる方もいると思います。
私も知らなかったので、
初めての時は、少し不安になりました。
「小中学校、
行ってなくても進級、卒業できるのでしょうか?」
ここで、先日紹介した、ブックレット
「不登校 Q&A」
より引用させていただきます。
Q.31 「不登校でも卒業できますか?」
結論から言うと、小学生、中学生は卒業できます。
進級や卒業の判断は在籍校の校長の裁量となっていますが、就学義務とおなじで、
子どもにとって卒業させないことのマイナスが大きいため、不登校でも卒業させるのが通例となっています。
もちろん本人の意向を優先しますので、
本人がもう一年残る(原級留置)と決めたならその限りではありません。
実際、まれですが原級留置を希望する子もいます。
高校は出席日数や単位不足で進級できない場合もあります。高校生の不登校も増えており、学校によっては融通を利かせてくれるので、相談してみましょう。
また、別の学校へ転編入(転入: 退学せず別の学校へ入学、編入: 退学後、別の学校へ入学)する際は、単位の引き継ぎについて確認しましょう。
これを知ると、
保護者さんは落ち着けるのではないでしょうか?
お子さん、元気があって、校長と会いたい、
会えそうであれば面談に行けばよいし、
難しそうであれば学校に相談。
保護者だけでもと言われたら行って、
お子さんの様子を伝える。
我が家は子どもは難しかったので、私のみ面談。
子どもの日々の様子、
進級に前向きな様子を伝えました。
あわせて
学校に聞いてみたいことを質問させてもらい、
答えていただくことができました。
とてもよい先生で、面談の後半、
校長「子どもさん、家でどんなことしていますか?」
私「映画をよく見ています」
という話から、
先生の映画体験も伺うことができました。
帰宅してから、
「校長先生、あの名作、映画館で見たんだって、すごいよね」
と子どもに話を伝えることもできました。
学校にこちらの状況を伝える面談の機会、
ありがたかったです。
(ただし、これは私がその時元気だったので、できたことです。保護者さんが気持ちが不安定でしたら、無理をせず、学校にご相談してみてくださいね。)
これは直接聞いた話ではないですが、
ネットなどでは
『先生に「校長面談に子どもが来ないと進級できないかも」と言われた。子どもは泣いて嫌がっているが、どうしたら?』
という相談も見かけます。
そんなことを言われないことを願いますが、
もしあっても
「校長判断とはいえ、一般的には不登校でも進級可能」
を頭においておくと、冷静に対応できるのでは。
その上で、
「(保護者としては) 楽しく通えるなら学校に行ってほしいし、面談も行ってほしい。
でも今は体調が悪くなったりして、行けない状態。申し訳ないが、ご対応願います」
と伝えると、ご理解いただけることが多いです。
(これは公立の場合で、私立の場合は、また違うようです。)
親の会に参加すると、各学校の対応の違いなども聞くことができ、勉強になります。
あくまでも私の経験なので、違う方はぜひポレポレ(親の会)で教えてくださいね。
