ドミノ(恩田陸)


あらすじは↓の通り「次は?次は?」とどんどん読んでしまいました。

オフ会、売り上げ、おやつ、サークルの幹事長のポスト、別れ話etc
どこにでもいる普通の人々(少なくとも平常時は・笑)のいつもなら問題なくクリアできることが些細なきっかけや出来事で暗礁に乗り上げ、なんとか成就させようとして更なるアクシデントを引き起こし。。。
マイペースに目的にまい進する人々に事件をどう収束させるのか、ラストまで目が離せず、とても楽しかったです。

電車ではにやにやしてるアヤシイヒトだったことでしょう。


Amazon.co.jp
本作は、2つの紙袋が偶然入れ違うという小さなできごとが、まさにドミノ倒しのごとく、しだいに大事件へと膨れあがっていく様子をコミカルに描いたスラップスティック・コメディである。
7月のある蒸し暑い午後、営業成績の締め切り日を迎え色めき立つ生命保険会社から、差し入れ買い出しのためにOLが東京駅に向かって走りだす。ここを物語の出発点として、ミュージカルのオーディションを受ける母娘、俳句仲間とのオフ会のため初めて上京した老人、ミステリーの会の幹事長のポストを推理合戦によって決めようとする学生たち、従妹の協力のもと別れ話を成功させようともくろむ青年実業家、訪日中のホラー映画監督など、さまざまな人間が複雑に絡みあうなかで、物語は日本中を揺るがす大事件へと発展していく。

恩田 陸
ドミノ