何となく哀れさが漂う白い花一輪! それがヒトリシズカ! | koma3232のブログ

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ヒトリシズカ(一人静)

高台に
誰を想って
舞う花か(一人静)
(2005.05.10 長野県茅野市金鶏金山千軒堤地内)

さて添付写真は、
かれこれこれ19年前の写真です。
仕事上の写真かな?
白いブラシ状のとても変わった花を1本咲かせていた写真だが?
まあ破棄する前に,
思い出として,
ここに掲載します


19年前に一人静が生活していた場は千軒堤周辺域の縁だった。

*千軒堤周辺域!

*千軒堤周辺域からの眺望!

  
 

林道わきの直ぐそばにひっそりと少し群れて4枚の葉の中から飛び出して1本の花を咲かせていた。
もう見事に茎の先から穂状花序が見える。
1本の穂状花序が出ている。
全く嬉しい限りだ。
*可愛いらしい花一輪の一人静!

  
 

一人静の花一輪!
僕の心が吸い込まれていく花一輪!  
その様にして僕の心を癒してくれる花!
美しく華麗で控えめで,
何となく哀れさが漂う白い花一輪!
それが………
ヒトリシズカ!
この花の命名はお見事だ。

この一人静!
孤独は嫌いなようだ。
いつも群れを成して生きている。
ヒトリではあまりにも悲しすぎて,
生きてはいけないのだろうか?

人もどちらかと云えば,
一人では生きていけない生物だ!
人はいつだって一人を避けようとする。
人が孤独を好みはじめると危険信号だ!
だって人と云う種は集団でしか生きられない種だから!

粋がって見せたって所詮は一人が怖い!
孤独は人の意識を破壊して行く!
人って,そんな存在だ。

でも,たまには一人でいたい。
そんな時は山に限る!
山では人以外の生物との出会いがある。
人一人と他生物との出会いは,
とっても英気を養ってくれる!
直観を与えてくれる!
明日からの集団生活への意欲をくれる!

それにしても,
奥ゆかしきヒトリシズカ!
との出会い!
何故か鮮明に覚えている。
12年も経ったのに鮮明に覚えている!
何故だか知らないが?
そんな自分自身がとても好きだ。

ヒトリシズカの基本データ
漢字名:一人静
別名:吉野御前・眉掃草
分類:センリョウ科チャラン属の多年草 
学名:Chloranthus japonicus 
分布:北海道、本州、四国、九州
生育環境:山地の林内、林縁、樹陰に自生
生活:普通は群生で生活,単独で生えるのは稀(孤独が嫌い?)
背丈:10~30cm
葉  :輪生状に4枚,光沢あり,縁には鋸歯
花期:4~5月
花色:ブラシ状の小さな白い花