今日は、
前回の放送禁止の続き。

前にもお話しましたが、
ボクはウルトラセブンが
大の大好きなんです♪

とはいうもの、
今年の初めくらいから
セブンに興味を持ち始めたので
ファン歴はまだ浅いです。

なので、
生意気なことは言えませんが、
今日はウルトラセブンの幻の12話についてお話します。

この第12話「遊星より愛をこめて」は、
円谷プロが公式に欠番扱いしている為、
再放送は勿論の事、ビデオ、DVDなどの
映像ソフトにも収録されていません。

しかし、運の良いことに
ボクは某サイトで該当の話を
見たことがあります。
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ダイジェストストーリー
第12話『遊星より愛をこめて』
1967年12月17日放送

兵器実験により血液が汚染された
スペル星人が生きていくには、
新鮮な血が必要不可欠であった。

その為、
自らを人間の男性に姿を変え、
アンヌ隊員の友人の恋人として接触する。

しかし、
ウルトラ警備隊により計画は妨害され、
ラストはセブンのアイスラッガーで
真っ二つにされ、この事件は解決される。
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一体どこに
放送禁止となるような
要因があるのだろうか?

実のところ、
本放送、再放送直後は
何のお咎めもなかった。

では、
いつから問題視されるようになったのか?

それは、
1970年10月1日に発行された
『小学二年生・11月号』の付録カードに
スペル星人のことを「ひばくせい人」として
記述したことから、問題が勃発。

これを読んだ女子中学生が父に相談。
10月4日、編集部に抗議文が届いた。

このことがきっかけとなり、
「被爆者を怪獣扱い」と、
メディアが過熱報道をし、事態は悪化。

10月21日、円谷プロは
スペル星人の公開を差し控える、
と発表して謝罪を表明。

11月2日の再放送時には、
初めて12話は飛ばされた。

それから38年。
12話は依然として欠番状態。

さっきもお話しましたが、
ボクは当該の話を見たことがあります。
しかし、被爆者を侮辱するような内容では
決してありませんでした。

むしろ、
反核のメッセージを
感じることさえできました。

冒頭
フルハシ隊員「ついこの間まで、地球もその放射能で大騒ぎをしたもんだ」
キリヤマ隊長「うん、原水爆の実験でな。しかし地球上では、もうその心配はなくなった。地球の平和が第一だ」
モロボシ隊員「まったくですね」

ウルトラセブンの世界では、
紛争がなくなり、世界が1つとなって
宇宙からの侵略者から地球を守っている。

内容自体には、
なんら問題はないのです。

ただ、雑誌の付録に記された
「ひばくせい人」
そのたった一言が、
放送禁止へと導いてしまったのです。

12話はカメラアングルや、
演出、クラシックを用いた音楽など、
非常に特色のある作品に仕上がっており、
ボクとしては気に入っている作品なので、
いつの日か、封印が解除されることを
切に願っております。

-おわり-


以下はPCからご覧ください。

最近はちょっと
不真面目な曲を紹介していたので、
反省&改正して、これからは
ボクのオススメな曲を紹介します。

風 『22才の別れ』1970年