こちらは2年前の今日のブログです。

書いた覚えが無いので読み返すと新鮮(笑)


今いろんな作家さんが悩んでいるお値段に関する話や、


お客さま側からのご意見なども書かれています。





私は間に入るお店という立場なので、


作家さんとお客さまのちょうど真ん中のポジションにいます。




なので、どちらの気持ちもめっちゃ分かる。





作家さんは、


過去作だから…と値下げしたりする。

お客さまは、過去の貴重な作品をこんなお値段で良いんですか?と言う。





そして、うちのお客さまは、


古いお人形はこの古くてくたっとした所が可愛いです。

傷があったり、指にヒビがあったりするのも愛おしいです。


なんて言ってくれたりもする。




作家さんがマイナス点に取っているところを、

この子の個性だからと受け止めてくれるお客さまもいるんですよ。





リブログした過去ブログにも書いてありましたが、



好きになった人形が、

たまたま◯◯さんの作品で、

たまたま粘土製(又はビスク製)で、

たまたま30万だった。



そんな感じでお迎えされていくのはとても自然で理想的だと思う。





無意識に感覚で選んでいるのだから。







私は粘土のお人形もビスクドールも持っていますが、

思い返すとやはり、

誰が作ったとか何で作られているとか、

全く考えてませんでした。





だってこの子が好き!


魂が震えて止まらない。




なんか、雷に打たれたようなそんな感じで、

恋に落ちるのと似てるんですよね。




この子も18年くらい前、

魂を射抜かれた子。


秋山まほこさん作のうらら。


秋山まほこさんのファンだったわけでもないのに、

見た瞬間雷が落ちました。




25歳くらいの時、
今もお世話になっている人形作家の緋衣汝香優理さんの人形展搬入のお手伝いをさせていただく機会があり、

その時にこの子を見て、

衝撃を受けました。



翌日人形展の初日に朝から並んで整理券を貰い、

うちの子になってもらいました。




当時は人形屋でも何でもない、

ただの1ファンの私にセッティングのお手伝いをさせて下さった

緋衣汝香優理さんにも感謝です。







そんな緋衣汝香優理さんのお人形もこれまた素晴らしいです。

この子は、今コルメキッサで展示販売中の天使ちゃん。



腕が羽で、
足には鳥のような爪が付いています。

でも、異形のような怖さは全く無く、

表情は慈愛に溢れてる聖なる子。


丁寧に描かれた血管は、緋衣汝さんならではです。








話がズレますが、これもリブログにも書いてありますが

作家さんが他の作家さんの作品を買うのも凄くオススメです。



だって、例えば人形作家さんなら、

その人形にどれだけの手間と時間と愛が込められているかわかるから。



そして、

数10万のお買い物をするお客さまの気持ちもわかるから。




他の人の作品に支払いたいと思えたお値段は、

自分の作品の値段設定の時に絶対生きてくると思うんですよね。




ちなみにコルメキッサでも今、

作家さんが作家さんの作品を買うのが増えてきています。



これってとても良い兆候だと思う✨




それでは、朝から少し小難しい話でした(笑)




コルメ。



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