国際教養大学に通っているor通っていた人なら、こまち寮に思い入れがあるはず。

うちの寮は、基本的には二人部屋。でも入寮前に一人部屋の希望を出せば通ることもある。

僕の友達も入寮前に一人部屋の希望を出して通った。しかし、最初の一学期一人部屋に住んでみて、一人の夜が怖くなったと言い出し、二学期目からは二人部屋に移った。

部屋は、一人部屋ならまあまあ広いし、全て自分のスペースなので住み心地も悪くないと思うが、二人部屋だとかなり狭い。

しかも寮の建物じたいは昔アメリカの大学の日本校時代からあるものなので古い。

まあ、光熱費がかからないので、シャワー浴び放題、クーラー・暖房つけ放題なので、そのへんはかなり快適。

あと、こまち寮は別名ラブホとも呼ばれている。

うちの大学は学生数が少ないし、周りに他の大学もないので、付き合うとしたら学内で相手を見つけるしかない。

あと、もちろん大学の近くに風俗なんてないので性欲の処理も大学内でやるしかない。

時々学外のキャバ嬢みたいな女と付き合っているやつもいたけど、たいていは学内の女と付き合うことになる。

さて、なぜこまち寮がラブホと呼ばれているかというと、一年の間はこまち寮しかやる場所がないから。

一年のはやいうちから付き合うカップルもいるし、なんかのイベントを通して急接近して付き合うカップルもいる。

もちろん酔っ払った勢いでやっちゃって、仕方なく付き合うカップルもいる。

とにかく一年のうちはこまち寮しかやる場所がない。

どちらかが一人部屋に住んでいる場合は話がはやい。

どちらかの部屋に行ってやればいいだけの話だ。

だけど、一人部屋といってもトイレや風呂は隣の部屋と共有なので、声が大きすぎると隣の部屋の人に聞かれてしまう。

始める前に、女にあまり声を出すなと言っておかなければならない。

どちらとも二人部屋に住んでいる場合はもっと厄介だ。

ルームメイトを追い出さなければやれない。

ルームメイトを追い出すのは結構苦労する。

理解のあるルームメイトならいいが、なかには面倒くさいルームメイトもいる。

一生彼女ができそうもないオナニーフリークのようなやつがルームメイトだと追い出すのは至難の業。

逆に遊び人のルームメイトであれば密約を結ぶことも可能だ。

火曜日と木曜日は俺が連れ込むから、月曜日と水曜日はお前に部屋を明け渡す、といった具合に。

国際系の大学なので女はけっこう開放的で、エロい格好をした女もけっこういる。

やりたくなる気持ち分かるが、女子トイレに忍び込んで盗撮するような馬鹿な真似はいけない。

やりたい女がいるのなら、正々堂々とやるべきだ。