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 早くも梅雨寒感漂う水曜日の東京の朝。昨夕、千葉街道沿いのコンビニの屋根に止った江戸川のカラスをムクドリらしきつがいが頻りに追い立てていました。ムクドリの雛でも摘んだのでしょうかはてなマーク
 昨晩スマホに飛び込んで来た田村正和さんの訃報。享年を見ると77歳とのこと。15年前にお亡くなりになったお兄ちゃんの田村高廣さんの没年と同じ年齢でした。訃報を目にして、正和さん主演のドラマの数々を想い出すと同時に、高廣さんの芝居も脳裏に蘇って来ました。
 
 生憎と《兵隊やくざ》や《悪名》は子どもだったので殆ど記憶がありません。1970年の日米合作映画《トラビックリマークトラビックリマークトラビックリマーク》での淵田美津雄中佐も印象的でしたが、強く記憶に残っている配役は矢張り小栗康平監督の《泥の河》(1981年)だったでしょうかはてなマーク 田村4兄弟のお父さまの阪東妻三郎さんと言えば、無法松や《破れ太鼓》のワンマンなお父さん役が印象的でしたが、《泥の川》の高廣さんのお父さん振りは阪妻とは違う意味で慈愛溢れるお父さんでしたね。
 
 阪妻の《破れ太鼓》では宇野重吉さんも出演していましたが、1974年に日本テレビで放送された《天下のおやじ》では、長門勇さんがお父さん役、宇野重吉さんの息子さんの寺尾聡さんが長男太郎役で出演していたのを覚えています。《破れ太鼓》はTBSの《木下恵介アワー》でも《おやじ太鼓》としてリメイクされ、このときのお父さん役は進藤英太郎さんでしたね。
 
 更に調べてみたところ、1965年にはNHKでも《破れ太鼓》を制作。こちらのお父さん役は何と二代目尾上松緑さん、息子役は高廣さん・登司麿さん・正和さん・亮さんの田村4兄弟の揃い踏みでした目ビックリマーク
 
 以前、田村4兄弟が阪妻を語る番組を観た記憶があったので、確認したところ、2003年にNHKが放送した《駆けよ!!バンツマ》という番組でした。

 正和さんと言うと、柴田錬三郎先生原作の《眠狂四郎》が代表作ということになるのでしょうが、転機となった80年代のコメディも観てみたい気がします(リアルタイムでは殆ど観ていなかったので)。ただ、現代が2020年代ですから、何れの作品もほぼ40年前かと思うと、時間の流れの速さを思い知らされて愕然として仕舞います。

 

 謹んでお悔やみ申し上げます。