昨日、長女の宿舎に行ってみて、寒さがとても気になりました。

建物で一斉に暖めるヒーターのようなものもあるのですが、3月いっぱいでおしまいになってしまうそうです。


そのため、こたつを置く学生さんが多いようですが、とりあえずホットカーペットを送ろうと思い、ネットで調べました。


ところがシーズンオフのせいか手頃なものが見つかりません。


それではうちのを送ろうと、朝からせっせと掃除機やぞうきん、コロコロで使用中のホットカーペットを清め、たたんで段ボールに入れ、ゆうパックで出しました。

(次女は、「ホットカーペットはどこにいっちゃったの!?」と不思議がっていました。)



蛇口からは冷たい水しか出ないし、かわいそうに…と思っていたら、自分で作ったという夕食の写真が送られてきました。


$中学受験・ダメ母プロ講師のひとりごと





今夜のうちの晩ご飯より豪華じゃないの…!
と思い、ちょっと安心した次第です。




さて、なぜ娘は筑波大学に行きたかったのか、そのあたりから書いてみたいと思います。


まず、我が家の場合、「二次試験で数学のあるところは受けられない」というハンデがあります。


決して嫌いではないのですが、どんなに勉強しても数学はできるようにならないのです。
(私たち文系人間は数学も言語化して習得しようとするからだ、と親子で原因分析しています)


そのため、理系の学部は絶対に受けられません。(数学ができれば、生物もやってみたかったようです)


必然的に人文系になります。



高3になるころに、「大好きな文学や語学を切り口にして、文化や思想、地域史、建築、芸術などを学んでみたい」と、目標が見えてきたようでした。



文化や思想であれば社会学からのアプローチもありますが、彼女いわく、

「社会学的な手法だと、あまり理解できなくて…。同じことでも文学や言語から切り込んでいくとわかるんです」

ということで、言語を軸にフィールドを広げていける大学を考えたとのことです。



そうしたことができる大学としては、東京大学、名古屋大学などが目にとまりますが、二次試験に数学があるので、無理。



東京外語大は二次試験に数学はありませんが、逆に得意な国語がない、というのがネックになりました。


筑波の比較文化学類は、二次試験の科目も「英語」「国語」「地歴(彼女は世界史)」なので好都合です。


渋渋から筑波大学に進学された先輩(とても美しい方です)に話を聞いたりするうちに、「私のやりたいことができそうだ」と思い、筑波への想いが大きくなっていったとのこでした。



私立大学受験も、彼女の場合、徹底して「筑波受験の邪魔にならないもの。むしろプラスになるもの」という観点で選んでいました。


そのため、小論文のある慶応や、出題に個性のある上智大学は、かなり早い時期から「受けない宣言」をしていました。


彼女なりに、自分のできること、できないことを分析し、達成目標を立てて勉強していたので、私は受験計画についても一切口出しをしませんでした。


ただ、なぜそうするのか、という理由だけは、しっかり説明を求めました。


他者に説明することで、彼女自身の考えも、より明確になり整理されるだろう、というもくろみもありました。


…続きは、また別の機会に書こうと思います。